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【リオ五輪】痛恨オウンゴールから一夜。励ましあり、イジリあり、手倉森ジャパンの“一体感”に救われた藤春の決意

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年08月09日

「まだ挽回するチャンスはあるし、次のスウェーデン戦で力を見せるしかない」

コロンビア戦では中島とのコンビネーションで左サイドを活性化。勝負のスウェーデン戦は守備はもちろん、攻撃でチームにエネルギーを与えたい。 写真:JMPA/小倉直樹

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 藤春に限らず、塩谷司や興梠慎三にしても、「オーバーエイジ選手」として求められるものは高く、責任感や気負いは必然と強くなる。藤春はフランクなキャラクターでムードメーカーとして手倉森ジャパンに溶け込んできたが、オウンゴール後は「良い兄貴分で、あんなに盛り上げ役だったヤツが、大人しくて、ただみんなに付いて行く感じになっていた」(西野朗技術委員長/藤春とは11年にG大阪で監督と選手の関係)。ただ、多くの後押しによって、スウェーデン戦にフォーカスすることができるまで立ち直った。
 
「あんなオウンゴールをしたら、名前は確実に覚えられたでしょうね。(藤春って)なかなかいない苗字なので(苦笑)。でも、まだ挽回するチャンスはあるし、次のスウェーデン戦で力を見せるしかない。翔哉とのコンビネーションでたくさん良い場面を作れたので、攻撃の良い流れを継続していければいいかなと。チームとして点は取れている分、あとは守備が抑えれば絶対に勝てる。(オウンゴールのような)ああいう場面の判断はしっかりやっていきたい」
 
 この一連の出来事によって、藤春は本当の意味で手倉森ジャパンの一員になったとも言えるだろう。グループリーグ突破を懸けた“世紀の一戦”で背番号4はどんなプレーを見せるのか。試練を乗り越えた先に、ドラマティックなハッピーエンドがあると信じたい。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)
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