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【リオ五輪】遠藤が感じた日本の弱点。球際で「奪えたなと思った時に、フッと力を抜いちゃうじゃないけど…」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年08月05日

「切り替えようと声をかけていましたが、それでもやっぱり気にしている選手もいて」

失点で気落ちするチームを奮い立たせようとしたが、「それでもやっぱり気にしている選手もいて」。手倉森ジャパンはメンタル面にも課題を抱えていたようだ。写真:JMPA/小倉直樹

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 Jリーグであればボールを奪えるところでも、相手の足が伸びてきてキープされる。あるいは、強靭なフィジカルやスピードに苦戦を強いられ、いつの間にか相手の間合いにされてしまう。つまりは、このチームが抱える欠点のひとつ=国際経験の浅さが、仇になったということだろう。
 
 遠藤は「奪い切るところは、まだまだだと思った」という言葉の後に、メンタル面にも問題はあったと続けた。
 
「ミス絡みの失点をした後にどうポジティブになれるか。ゲーム中は気にせずに、さらに積極的なプレーをできるかどうかは、すごく大事だというのを今日感じました。話はしましたけど、ミスがあった時も自分から積極的にチャレンジをしていく姿勢を個々が見せていかないと、チームとしてのオーガナイズが最後、そういうところでネガティブになってしまう。今日みたいな形のゲームになってしまうので」
 
 失点する度に気落ちしていくチームを、キャプテンとして立て直せなかった。その後悔もある。
 
「もちろん、ポジティブな声をかけている選手はいましたし、そこは僕を含めて下を向いても仕方がないので、切り替えてやっていこうという声かけはしていました。それでもやっぱり気にしている選手もいて。そこでなかなか自分のいつものプレーはできずに……」
 
 耐えに耐えてアジアを制した不屈のメンタリティを、この大舞台で発揮できなかったのは悔やまれるばかりだ。
 
 結局、日本は試合終盤に猛攻を仕掛けて1点差まで詰め寄ったものの、気持ちを切り替えられないまま食らった5失点が響いて4-5で敗れた。自分たちの拠り所であるはずの守備が崩壊したこのゲームは、選手たちの心に大きな傷を負わせたかもしれない。
 
 ただ、遠藤はそれでも前を向く。
 
「プレッシャーはもちろんありますけど、失うものはないので。今日みたいなゲームをしてしまうと、せっかくオリンピックという舞台でチャレンジするために来たのにもったいない。チームとして下を向かずに、切り替えてポジティブにやっていきながら、次は絶対(に勝つ)」
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