• トップ
  • ニュース一覧
  • 【ナイジェリア戦 直前プレビュー】指揮官は4-3-3の採用を示唆。3トップは興梠、中島、南野か

【ナイジェリア戦 直前プレビュー】指揮官は4-3-3の採用を示唆。3トップは興梠、中島、南野か

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年08月04日

監督は4-3-3の採用を示唆。カウンターを狙いながら、ボールを動かすゲームプランか。

前日練習に臨んだ日本の選手たち。いよいよ日本時間の5日10時に初戦のキックオフを迎える。写真:JPMA/小倉直樹

画像を見る

 手倉森監督は8月2日の練習で4-3-3を採り入れ、ナイジェリア戦での起用を示唆した。前日、再度システムを問われた際にも「4-3-3かな」と話しており、まずはこの陣形でカウンターを狙いながら、ボールを動かしていくプランと見て間違いないだろう。
 
 前日練習は冒頭15分以外非公開のため、最新の判断材料は少ないが、前々日の練習から弾き出すと、興梠慎三、南野拓実、中島翔哉、大島僚太、矢島慎也、遠藤航、藤春廣輝、植田直通、塩谷司、室屋成、櫛引政敏の11人と予想する。
 
 GKはブラジル戦では中村のほうが動きにキレがあった一方で、アジア最終予選でゴールマウスを守るなど修羅場を潜り抜けてきた櫛引への信頼度は依然として高い。大舞台では経験値もモノを言い、さらに初戦はより重要度が増すだけに、櫛引がピッチに立ちそうだ。
 
 最終ラインは藤春、植田、塩谷、室屋のベストメンバー。とりわけ鍵を握るのが、植田と塩谷のCBコンビだ。ナイジェリアの1トップを務めるFWサディク(192センチ)は、空中戦と縦ヘのドリブルで“規格外”の身体能力を見せつける。
 
 対人では植田への期待が大きいが、パートナーの塩谷としっかりとカバーし合いながら、コンタクトプレーやポストプレーを封じる必要がある。また、相手のサイドにはエテボらスピードを特長とする選手がおり、藤春と室屋も1対1で自由を与えないことが求められる。
 
 中盤のトライアングルは、大島、矢島、遠藤で形成する。ボールをつなげなかったブラジル戦の教訓として、インサイドハーフにボールキープとパスセンスを兼備する大島と矢島を配置し、前線を孤立させない狙いがあるのではないか。アンカーは練習でもキャプテンの遠藤しか入っておらず、アンタッチャブルな存在。両脇の広大なスペースをカバーしつつ、鋭い縦パスで攻撃のスイッチ役としても期待したい。
 
 前線は「耐えて守って、鋭く攻撃する」がコンセプトの同システムでは、“スピードと突破力”が必要になる。3トップは中央の興梠を基準点に、南野と中島が個の力でゴールをこじ開けるイメージか。最年長の興梠は「3トップのサイドが開き過ぎて、自分が孤立する形にはなりたくない」と注意点を挙げ、「上手く距離感をコンパクトにして攻撃したい」と語っている。均衡が崩れず後半勝負となれば、満を持してスピードスターの浅野を投入するだろう。
 
 先述したように、グループリーグ突破を手繰り寄せるには、ナイジェリア戦での勝点3=勝利は絶対だ。いよいよ、手倉森ジャパンの最後の勝負が始まる。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)
【関連記事】
【リオ五輪】ナイジェリアを徹底分析!手倉森ジャパンが"勝つ"ための3つのポイントとは?
【リオ五輪】滲み出る興梠の高揚感。「日本にいる時から高ぶっていた」
【リオ五輪】藤春がアフリカンとのスピード勝負に自信。「前へ行って相手を下げさせる」
【リオ五輪】主将の遠藤がナイジェリア戦で勝点3宣言。「チーム一丸となって戦うだけ」
【リオ五輪】手倉森監督がナイジェリア戦で4-3-3の採用を示唆。スタメンの最適解は、この11人か
【リオ五輪】ハッタリではない「全勝金メダル」宣言。人を“本気”にさせる手倉森誠という男

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ