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【U-22日本代表|23選手&監督の通信簿】「A」評価は後藤や小杉ら6人。最高ランクの「S」となった唯一の選手は?

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2025年09月11日

名和田が勝負強さと決定力の高さで存在をアピール

3試合に出場して2ゴールをマークした後藤。写真:佐藤博之

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■MF■
6菅澤凱[評価]C
出場記録:1試合(先発1)・0得点
アフガニスタン戦のスタメン出場が今予選唯一の出番。73分までピッチに立ったが、アンカーの位置でボールを引き出せず、攻守の繋ぎ役として役割を果たせず。守備の強度も物足りず、後手に回る場面も。国際舞台での経験も浅く、ゲームにうまく入れなかった。

7山本丈偉[評価]C
出場記録:3試合(先発2)・0得点
チームリーダーとして会見などに参加。大岩監督から主軸としての振る舞いを望まれた一方で、プレー面は不満が残る。泥臭く戦ったものの、守備のインテンシティが不足。攻撃面でも無難なパスが多く、局面を変えるようなダイナミックな展開は数えるほどだった。クラブで試合勘を取り戻し、さらなる成長が待たれる。

8矢田龍之介[評価]A
出場記録:3試合(先発2)・1得点
MF嶋本悠大(清水)がコンディション不良で招集辞退し、急遽巡ってきた出番で安定した働きを見せた。積極的にゴール前へ顔を出し、チャンスをクリエイト。ミャンマーとの2戦目は途中出場ながら名和田我空のPK奪取に絡んだ。決定力に物足りなさがあったものの、クウェートとの最終戦でチームの4点目を奪った。

10川合徳孟[評価]A
出場記録:2試合(先発2)・3得点
正確な技術でリズムを作り、攻撃の潤滑剤として機能した。第2戦のミャンマー戦はゴールに向かう姿勢に課題を残したものの、クウェートとの第3戦で見事に修正。狡猾な動きでこぼれ球に反応しゴールを決めるなど、ハットトリックの活躍でチームの勝利に貢献した。

13保田堅心[評価]B
出場記録:2試合(先発1)・0得点
先発出場したミャンマー戦はインサイドハーフのポジションで推進力を発揮。何度か放ったミドルシュートも悪くなく、ゴールへの欲を感じさせた。しかし、海外組のパフォーマンスとしては不満が残る。コンディションの問題もあったが、より精度の高め、チームを引っ張る役割に今後は期待したい。

14名和田我空[評価]B
出場記録:2試合(先発1)・2得点
勝負強さと決定力の高さで存在をアピール。アフガニスタンとの第1戦は抜け目なくゴールを奪い、ミャンマーとの第2戦は途中出場ながら土壇場でPK奪取&決勝弾で勝利に導いた。その一方でフィジカル面やハードワーク、プレーの連続性は今後の課題だろう。
 
■FW■
9後藤啓介[評価]A
出場記録:3試合(先発1)・2得点
アフガニスタンとの初戦はベンチスタートも、後半アディショナルタイムに鮮やかな直接FKをねじ込んだ。第2戦は先発起用された一方で、低調な出来に終わったが、第3戦は見事に修正。途中から起用され、ハードワークを厭わない働きで勝利に貢献した。終了間際に決めた左足の強烈ショットも見事。

11塩貝健人[評価]C
出場記録:3試合(先発1)・0得点
不慣れな右ウイングで奮戦。初戦こそ貪欲に仕掛け、馬力のある突破を見せた。しかし、スタートから起用された第2戦はサイドで孤立。途中から慣れ親しんだCFに入ったが、インパクトは残せなかった。第3戦も短い出場時間で結果を残せず、悔しさが残る今予選となった。

17古谷柊介[評価]B
出場記録:3試合(先発2)・0得点
右サイドで仕掛け、クロスやカットインからのシュートで好機を演出。クウェートとの最終戦では得意のドリブルでPKを奪った。だが、目に見える結果が残せず、決定力の向上は今後の課題。ゴールを取るスキルを身に付け、より怖い選手になれるか注目だ。

18石橋瀬凪[評価]B
出場記録:3試合(先発1)・0得点
1、2戦目は消極的な姿勢が目立ち、持ち味であるドリブル突破はほとんど見せられなかった。しかし、第3戦は躍動。後半途中から試合に入り、何度も仕掛けて相手を翻弄した。チームの4点目を演出するなど、最後の最後に持ち味を出せたのは好印象だ。

19新川志音[評価]B
出場記録:3試合(先発2)・1得点
チーム最年少の18歳は武器である裏抜けをベースにサイドで違いを生む。アフガニスタンとの初戦ではチームに勢いをもたらす先制弾をクロスから決めるなど、鋭い得点感覚も披露。ただ、2戦目以降は相手の牙城を崩すシーンが少なく、崩しのバリエーション不足に泣いた。

20ンワディケ・ウチェブライアン世雄[評価]B
出場記録:2試合(先発2)・1得点
ウズベキスタン遠征でアピールに成功した大型ストライカーはミャンマーとの初戦で先発。高さを活かしたポストプレーやシュートの精度に課題を残した。しかし、クウェートとの最終戦ではそれを修正して1ゴール・2アシストの活躍。うまく環境に適応し、次に繋げたのは流石だった。

大岩剛監督[評価]A
経験の浅い選手や初招集となった海外組をうまくまとめ、3連勝で予選突破に導く。2、3戦目はお世辞にも褒められた内容ではなかったが、冷静に状況を見極めながら選手のタスクを整理。ピッチ外でも対話を重視し、選手たちのモチベーションを高めて価値ある11日間の活動とした。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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