三笘、鎌田、南野を投入した矢先に
後半は4バックに変更した日本は伊東、鈴木唯、前田を2列目に並べてプレッシャーをかけにいくが、2センターバックとなった関根と荒木、後半から左サイドバックに投入された瀬古歩夢など、ポジションに慣れない選手もいるなかで、主導権を握り返すことができない。
鈴木唯も「ハマらない感覚は後半の方がありました」と語るが、そこから森保監督がメキシコ戦のスタメン組である三笘薫、鎌田大地、南野拓実の3人を投入した矢先、アメリカは自陣のFKを利用して素早く縦を突き、バロガンのゴールに繋がった。
要因はいくつかあるが、メンバー交代したばかりで、南野、鎌田、スタメンから残っていた佐野海の3人が相手に対する立ち位置を確認しているところで、守備のポジションが曖昧に。これで出し手のリームからプリシックのパスコースを与えてしまったこと。
それにより、右サイドハーフの伊東もプリシックに対応するのが一瞬遅れて、そのまま前を向かせる状況に。右サイドバックの望月も、外側で幅を取るアーフステンのマークを意識してか、ポジションが外側に引っ張られすぎていた。
鈴木唯も「ハマらない感覚は後半の方がありました」と語るが、そこから森保監督がメキシコ戦のスタメン組である三笘薫、鎌田大地、南野拓実の3人を投入した矢先、アメリカは自陣のFKを利用して素早く縦を突き、バロガンのゴールに繋がった。
要因はいくつかあるが、メンバー交代したばかりで、南野、鎌田、スタメンから残っていた佐野海の3人が相手に対する立ち位置を確認しているところで、守備のポジションが曖昧に。これで出し手のリームからプリシックのパスコースを与えてしまったこと。
それにより、右サイドハーフの伊東もプリシックに対応するのが一瞬遅れて、そのまま前を向かせる状況に。右サイドバックの望月も、外側で幅を取るアーフステンのマークを意識してか、ポジションが外側に引っ張られすぎていた。
「左に相手が一枚来たので、海舟君と拓実君がスイッチするタイミングでリスタートされて、そこのタイミングが悪かったというのもありました」と関根。最終的にはバロガンに内側から背後を取られた関根の責任が重い。
試合を通してビッグセーブを連発した大迫も、このシーンは角度のないところから決められてしまったことは問題がある。しかし、後半に追いかける流れで選手を交代した時に、相手は隙を狙ってくるということを思い知らされた形だ。
状況を考えても、2失点目は試合を決めると言ってもいい大きなポイントとなった。相手も明確な狙いを持ってきたとはいえ、相手陣内のリスタートからの失点というのは何とも悔やまれる。
その他にも大きなピンチを大迫に救われるシーンが何度もあった、守備がうまくいかないと、良い攻撃にも繋がっていかないところがある。プレーの強度やベースのところで負けないことも大事だが、失点を細かく見ていくと、日本が改善するべき要素が色々と見えてくる。それはすなわち、本大会で相手が必ず突いてくるところでもあるだけに、今回の反省点を今後に活かしていってほしい。
取材・文●河治良幸
【画像】日本代表のアメリカ戦出場17選手&監督の採点を一挙紹介! 先発10人が及第点未満の厳しい評価。最高点は好守を連発した12番
【記事】彼がいないとここまで違うのか。完敗の日本代表は「生命線」の不在が大きく影響した【担当記者コラム】
【記事】「日本はアジア最高のチームだ」「ボールさばきが本当に上手い」日米戦で無双したアメリカ代表DFが語った森保ジャパンの印象。“最も感銘を受けた選手”は「もちろん…」【現地発】
試合を通してビッグセーブを連発した大迫も、このシーンは角度のないところから決められてしまったことは問題がある。しかし、後半に追いかける流れで選手を交代した時に、相手は隙を狙ってくるということを思い知らされた形だ。
状況を考えても、2失点目は試合を決めると言ってもいい大きなポイントとなった。相手も明確な狙いを持ってきたとはいえ、相手陣内のリスタートからの失点というのは何とも悔やまれる。
その他にも大きなピンチを大迫に救われるシーンが何度もあった、守備がうまくいかないと、良い攻撃にも繋がっていかないところがある。プレーの強度やベースのところで負けないことも大事だが、失点を細かく見ていくと、日本が改善するべき要素が色々と見えてくる。それはすなわち、本大会で相手が必ず突いてくるところでもあるだけに、今回の反省点を今後に活かしていってほしい。
取材・文●河治良幸
【画像】日本代表のアメリカ戦出場17選手&監督の採点を一挙紹介! 先発10人が及第点未満の厳しい評価。最高点は好守を連発した12番
【記事】彼がいないとここまで違うのか。完敗の日本代表は「生命線」の不在が大きく影響した【担当記者コラム】
【記事】「日本はアジア最高のチームだ」「ボールさばきが本当に上手い」日米戦で無双したアメリカ代表DFが語った森保ジャパンの印象。“最も感銘を受けた選手”は「もちろん…」【現地発】