選手権後に山下は自主トレを始めた。「パスコントロール、ロングキックなどをやって、シュート練習やクロス練習などをした後に、動き足りない時は最後にシャトルランをやっています」。毎朝6時に家を出て、7時からグラウンドでの約1時間の朝練を、学校のない日もやり続けている。
今年、新チームが立ち上がった時に50メートルを測定すると5秒96をマーク。6月末には5秒84と今もスピードは向上している。
愛知県内では知られる存在にはなったが、インターハイ予選では決勝で愛工大名電に0-3で敗れるなど全国は遠く、その名は知れ渡らなかった。
だが、水戸がこの爆速アタッカーを見逃さなかった。5月の県1部リーグの東邦戦にスカウトが訪れ、すぐに練習参加が決まった。そして7月に2度目の練習参加を経て、8月の金沢遠征中に待望のオファーが届いた。
学校のない日も約1時間の朝練
「山田武久監督から聞いた時は『本当ですか!?』と返してしまったくらい驚きました。オファーが来たら絶対に行くと決めていたので、即決でした」
水戸は現在、チームとしてのスタイルを確立し、J2で首位をひた走っている。当然、彼にとってより厳しい世界へのチャレンジとなる。
「施設も素晴らしいし、選手の質も高いし、スタッフの人たちの人間性も素晴らしい。若手が選手としてだけではなく、人としても成長できる環境だし、(名古屋高の)先輩である山本隼大選手もずっとコミュニケーションを取ってくれて、いろんなアドバイスをいただけた。ホーリーホックでプレーしたいと強く思っていたので、本当に嬉しいですし、何より責任が伴ってくると思っています。課題もまだまだ多いですし、すべてはここからの努力次第だと思っています」
覚悟はできている。そのスピードで突き抜ける存在になるために。無名の存在から加速してきた山下翔大のポテンシャルはまだまだ計り知れない。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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