「日本サッカーの成長には理由がある。根拠のある成長です」韓国レジェンドが正直に明かした隣国ライバルへの“ポジティブ評価”。「体系的に発展していますよ」【現地取材】
カテゴリ:ワールド
2025年08月03日
「お金をもらった瞬間から、『勝つためのサッカー』をしなければならなくなる」
――今は、どのような思いでサッカーに取り組んでいるのでしょうか?
李榮杓「今は楽しくサッカーをしています。サッカーをプレーするのはプライベートとテレビ番組でのサッカー企画のみです。『ボールを蹴る彼女たち』というテレビ番組では、女性たちにサッカーを教える活動もしていますし、引退した選手同士で集まって現役選手と一緒にフットサルの試合をすることもあります。
ですが、プライベートでフットサルをしているときも、欧州でサッカーをしていたときに感じた幸福感を感じることがあります。欧州でも、プライベートでのサッカーでもそれは大きく変わりません。
私にとってサッカーをプレーすることは楽しいことです。最初にサッカーを始めたきっかけは、やってみたらすごく楽しかったからです。楽しさがあったから始めたんです。それこそがサッカーの本質だと思います。
しかし、プロ選手になるとサッカーをすることでお金をもらえるようになります。最初は、ただボールを持って遊ぶのが楽しくてサッカーをやっていたのが、サッカーをすることでお金が発生することがあると知り、プロ選手という職業の存在も知りました。
李榮杓「今は楽しくサッカーをしています。サッカーをプレーするのはプライベートとテレビ番組でのサッカー企画のみです。『ボールを蹴る彼女たち』というテレビ番組では、女性たちにサッカーを教える活動もしていますし、引退した選手同士で集まって現役選手と一緒にフットサルの試合をすることもあります。
ですが、プライベートでフットサルをしているときも、欧州でサッカーをしていたときに感じた幸福感を感じることがあります。欧州でも、プライベートでのサッカーでもそれは大きく変わりません。
私にとってサッカーをプレーすることは楽しいことです。最初にサッカーを始めたきっかけは、やってみたらすごく楽しかったからです。楽しさがあったから始めたんです。それこそがサッカーの本質だと思います。
しかし、プロ選手になるとサッカーをすることでお金をもらえるようになります。最初は、ただボールを持って遊ぶのが楽しくてサッカーをやっていたのが、サッカーをすることでお金が発生することがあると知り、プロ選手という職業の存在も知りました。
プロ選手になるとお金をもらうのですが、お金をもらった瞬間から、自分が楽しむためのサッカーではなく、『勝つためのサッカー』をしなければならなくなります。楽しむサッカーなら、自分の好きなように幸せにプレーできますが、勝つためには自分の思い通りのプレーをするわけにはいきません。だから、お金をもらいながらのサッカーでは、幸せにサッカーをするのが難しくなりました。勝たなければいけないから、負けると楽しいサッカーではなかったのです。
しかし、引退してまたお金をもらわずにサッカーをやっていた頃に戻ったんです。そこから再びまた笑うことができました。お金をもらいながらプロ選手をしていた間は、負けると笑うことができなかった。でも引退してからは笑えるようになり、プロ選手だったときよりもプレーする幸せを感じるようになりました」
――プロのときは楽しむサッカーではなかったとしても、サッカーを楽しむ思いがベースにあったことが、結果的に成功につながったと思いますか?
李榮杓「はい、そう思います。私が欧州でプレーしていたときに感じていた幸せと、今も早朝サッカーや引退した選手たち、あるいは近所の仲間たちとフットサルをしているときに感じる幸せは、やはり同じだと思っています」
しかし、引退してまたお金をもらわずにサッカーをやっていた頃に戻ったんです。そこから再びまた笑うことができました。お金をもらいながらプロ選手をしていた間は、負けると笑うことができなかった。でも引退してからは笑えるようになり、プロ選手だったときよりもプレーする幸せを感じるようになりました」
――プロのときは楽しむサッカーではなかったとしても、サッカーを楽しむ思いがベースにあったことが、結果的に成功につながったと思いますか?
李榮杓「はい、そう思います。私が欧州でプレーしていたときに感じていた幸せと、今も早朝サッカーや引退した選手たち、あるいは近所の仲間たちとフットサルをしているときに感じる幸せは、やはり同じだと思っています」