【韓国メディアの視点】リオ五輪での"リベンジ"なるか。強力OAが加わった“コルチャギ(谷間)世代”にかかる期待

カテゴリ:連載・コラム

慎武宏

2016年07月28日

メダル獲得時に受ける恩恵。賞金以上に魅力的なのは“兵役免除”だ。

ロンドン五輪で銅メダルを獲得した選手たちは、兵役免除という恩恵を受けた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 また、FCポルトに属するソク・ヒョンジュンにも注目が集まる。かつてアヤックスに在籍した頃は“韓国のファンバステン”と注目を集めるも一時期代表から遠ざかっていた長身ストライカーは、韓国代表が6月に行なった欧州遠征で復活。チェコ戦では値千金の決勝ゴールもさることながら、その両腕に施されたタトゥーにも注目が集まり、最近は“ソク・ズラタン(本名とズラダン・イブラヒモビッチの名を合わせた造語)とも呼ばれている。

 そして、かつてFC東京でもプレーしたDFチャン・ヒョンスだ。オーバーエイジとしてチームに加わり、キャプテンも務める。韓国はU-23アジア選手権では守備の脆さを露呈したが、2014年アジア大会でもキャプテンシーを発揮して韓国に金メダルをもたらしたチャン・ヒョンスにかかる期待も大きいと言えるだろう。チャン・ヒョンスも、「五輪の舞台でキャプテンを任されるのは選手として光栄なこと。目標はメダルだ」としている。
 
 ちなみに大韓サッカー協会は前回のロンドン五輪開幕前に、金メダルなら31億3000万(約2億9000万円)ウォン、銀メダルなら21億4000万ウォン(約1億9900万円)と褒賞金を発表。銅メダルに輝いたチームに、総額15億2000万ウォン(約1億4000万円)の褒賞金を与えている。
 
 今回のリオ五輪の褒賞金額はまだ発表されていないが、前回のロンドン五輪時と同等かそれ以上になることは間違いなさそうだ。これに加え、大韓体育会もメダル獲得時の褒賞金を設けているが、選手たちのモチベーションになっているのは金銭的なボーナスだけではない。
 
 メダル獲得なら“兵役免除”の恩恵を得られることも大きなモチベーションだ。実際、前回のロンドン五輪で銅メダルを勝ち取ったことで、キ・ソンヨンやク・ジャチョルら23歳以下の選手たちだけではなく、パク・ジュヨン、チョン・ソンリョン、キム・チャンスらOA枠選手たちもそれまで抱えていた兵役問題を解決することができた。
 
 今回のOA枠ではチャン・ヒョンスが2014年アジア大会金メダルで兵役免除資格を得ているが、ソク・ヒョンジュンとソン・フンミンにとって引き続き欧州でプレーするためにも、リオ五輪で兵役問題を解決したいところだろう。

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