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全国初陣は完敗。八戸学院野辺地西のFW藤田律は“県レベル”痛感も、不可能を可能にしてきた『不思議な学年』は「こんなんで終われない」【総体】

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2025年07月27日

「選手権でリベンジしたい」

後半はボールを奪う回数も増え、チャンスも作ったが1点が遠かった。写真:森田将義

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 後半は相手に臆することなく向かっていけるようになった結果、ボールを奪う回数が増え、攻撃の時間も増えた。防戦一方だった前半とは違い、後半28分にはCKからFW木村隆太(3年)がヘディングシュートを放ったが、得点とはならず。1点が遠く、0-3でタイムアップ。試合後、藤田は悔しさを滲ませた。

「自分たちはまだまだ県レベルというか、プレミアリーグのチームをいざ相手にすると、ここまで差がある。全国というのは物凄くレベルの高い場所だなと思いましたし、そこに自分たちが入っていけるように、自分たちの基準をここから上げていかないといけない」

 悔しい結果に終わったが、これまで県内では全国の基準を青森山田しか持てなかったなか、チームが新たな基準を得たのは大きな財産だ。三上監督はこう口にする。
 
「青森山田さんは日本トップクラスの強度やスピード、強さがある。そこに今度は大津さんみたいな、プレミアWESTのクオリティが高いサッカーに対しても対応できるようにならないといけない。全国の舞台で真剣勝負できたのは、我々にとっては凄くポジティブ。この経験をしっかりと次に繋げていくのが大事」

 初めての全国大会に出て満足している選手がいないことも大きい。

「こんなんで終われない。全国に来たからには、もちろん日本一を目ざすべきですし、次は冬に選手権があるのでリベンジしたい。まだまだ(日本一は)遠いものだなと思っているので、しっかり達成できるようにここからの夏休みと秋冬で、しっかりチームとして成長できれば」(藤田)。

 これまで不可能だと思われてきたことを可能にしてきた“不思議な学年”なら、初めての全国大会で味わった悔しさを糧に、逞しくなった姿を必ず見せてくれるだろう。

取材・文●森田将義

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