一方で今年は対角のボールはそこまで来なくなったが、左サイドバックでゲームメイクも司る山之内がボールを持つと、そこからFWやボランチにボールが供給されることを想定したうえでのプレーが増えた。
FWやボランチからダイレクトの落としやショートパスを受けるために、中のスペースに絞ってポジションを取ったり、サイドチェンジが来ることを想定してワイドに張り出したりと、中盤や前線を経由したボールを受けて、仕掛けられる最適のポジションを取るようになったのだ。
「昨年は、いかに一発でラインブレイクできるかを考えていて、今年は右サイドにボールが来た時に、どこまでスムーズに連係に関われるか、右サイドバックの荒井涼のスペースを空けるなど、右の連動で崩すことができるかを考えるようになりました。昨年と今年でアプローチが違うぶん、自分のプレーに幅が出ているような手応えを感じています」
確かな手応え「自分のプレーに幅が出ている」
確かな成長を遂げている湯之前の背中には、10番が輝いている。「去年は新井悠太(東京ヴェルディ)君が背負っていた偉大な番号。重みは感じますが、自分の色は消さないようにやっています」と口にするが、すでに『史上初のJ1連破の10番』という新たな歴史を刻み込んだ。
次なる相手は、J1連覇中のヴィッセル神戸。「より主導権は握られると思いますが、常に狙い続けます」と、これまでの2試合の再現を誓った湯之前は、Jクラブの練習には参加をしているが、進路はまだ決まっていない。
「まだまだアピールが足りない立場だと思うので、やり続けるしかないなと思っています」
天皇杯でチームの新たな歴史と、由緒ある大会の記録更新と共に、自身の未来も懸けてアウェーの地ノエビアスタジアムに乗り込んでいく。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
【記事】「間違いなくウチにいないタイプ」スカウトも確信。川崎内定を勝ち取った持山匡佑の“変貌”。凄まじい成長速度で父と同じJリーガーに
【記事】「なぜそんなことが可能なのか」日本の大学生FWが北欧強豪に電撃加入で海外驚愕!「また日本人がJリーグを経験せずに欧州へ…」
次なる相手は、J1連覇中のヴィッセル神戸。「より主導権は握られると思いますが、常に狙い続けます」と、これまでの2試合の再現を誓った湯之前は、Jクラブの練習には参加をしているが、進路はまだ決まっていない。
「まだまだアピールが足りない立場だと思うので、やり続けるしかないなと思っています」
天皇杯でチームの新たな歴史と、由緒ある大会の記録更新と共に、自身の未来も懸けてアウェーの地ノエビアスタジアムに乗り込んでいく。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
【記事】「間違いなくウチにいないタイプ」スカウトも確信。川崎内定を勝ち取った持山匡佑の“変貌”。凄まじい成長速度で父と同じJリーガーに
【記事】「なぜそんなことが可能なのか」日本の大学生FWが北欧強豪に電撃加入で海外驚愕!「また日本人がJリーグを経験せずに欧州へ…」