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史上初のJ1連破の10番。新たな歴史を刻んだ湯之前匡央は「まだアピールが足りない」と勤しむ「自分の色は消さないように」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2025年07月19日

確かな手応え「自分のプレーに幅が出ている」

新潟を2-1でくだし3回戦突破の東洋大。ラウンド16では神戸と対戦する。写真:安藤隆人

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 一方で今年は対角のボールはそこまで来なくなったが、左サイドバックでゲームメイクも司る山之内がボールを持つと、そこからFWやボランチにボールが供給されることを想定したうえでのプレーが増えた。

 FWやボランチからダイレクトの落としやショートパスを受けるために、中のスペースに絞ってポジションを取ったり、サイドチェンジが来ることを想定してワイドに張り出したりと、中盤や前線を経由したボールを受けて、仕掛けられる最適のポジションを取るようになったのだ。

「昨年は、いかに一発でラインブレイクできるかを考えていて、今年は右サイドにボールが来た時に、どこまでスムーズに連係に関われるか、右サイドバックの荒井涼のスペースを空けるなど、右の連動で崩すことができるかを考えるようになりました。昨年と今年でアプローチが違うぶん、自分のプレーに幅が出ているような手応えを感じています」
 
 確かな成長を遂げている湯之前の背中には、10番が輝いている。「去年は新井悠太(東京ヴェルディ)君が背負っていた偉大な番号。重みは感じますが、自分の色は消さないようにやっています」と口にするが、すでに『史上初のJ1連破の10番』という新たな歴史を刻み込んだ。

 次なる相手は、J1連覇中のヴィッセル神戸。「より主導権は握られると思いますが、常に狙い続けます」と、これまでの2試合の再現を誓った湯之前は、Jクラブの練習には参加をしているが、進路はまだ決まっていない。

「まだまだアピールが足りない立場だと思うので、やり続けるしかないなと思っています」

 天皇杯でチームの新たな歴史と、由緒ある大会の記録更新と共に、自身の未来も懸けてアウェーの地ノエビアスタジアムに乗り込んでいく。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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