そうした状況を踏まえ、予選前唯一の活動の場となる今回のウズベキスタン遠征では、戦力の拡充と本大会での最上位ポッド獲得を見据え、21年のアジアカップ予選と同じく五輪世代の2つ上の歳となるU-22組の招集が検討されていた。
大岩監督も6月半ばの時点で「確定していない」とし、選択肢に幅を持たせる可能性に言及。最終的に今回はU-20世代のメンバーで構成されたが、9月のU-23アジア杯予選や来年1月の本大会ではオーバーエイジ的な枠で、U-22世代の登用もあるかもしれない。
今回の海外遠征は貴重な場に
そうした背景も含め、今回の活動はU-22代表という表記になった大岩ジャパン。五輪世代特有の問題であるインターナショナルマッチウィーク外に開催される本大会や最終予選で突発的に主力クラスの選手が招集できない可能性があるため、いずれにせよラージグループの拡大は必須だ。
春先から大岩監督は精力的に活動し、Jクラブや大学だけではなく、高校年代のU-18高円宮杯プレミアリーグの視察も行なった。そのなかで幕を明けるロス五輪に向けた戦い。大学生やJリーグで経験値を積めていない選手が多いなかで、今回の海外遠征は貴重な場となる。ロス五輪世代の挑戦に注目しつつ、新たな選手の台頭を待ちたい。
文●松尾祐希(サッカーライター)
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春先から大岩監督は精力的に活動し、Jクラブや大学だけではなく、高校年代のU-18高円宮杯プレミアリーグの視察も行なった。そのなかで幕を明けるロス五輪に向けた戦い。大学生やJリーグで経験値を積めていない選手が多いなかで、今回の海外遠征は貴重な場となる。ロス五輪世代の挑戦に注目しつつ、新たな選手の台頭を待ちたい。
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