Kリーグのドラフト制度廃止で韓国人有望株の加入が困難に?

韓国代表としても活躍するキム・ヨングォンは全州大からFC東京に加入し、大宮を経て広州恒大へ。ドラフト制の廃止により、韓国の金の卵の価値は急騰しており、キム・ヨングォンのような例は、今後は減ると推測される。(C) Getty Images
また今後、Jリーグに影響を及ぼすのが韓国の制度変更だ。ドラフト制が昨年廃止されたのに伴い、有力な学生選手の市場価格が急騰している。将来代表を狙える逸材でも、以前は育成費を含めて総額2000万円前後で獲得できたが、現在では2倍近い値段に膨れ上がっている。
今年のデンソーカップで活躍した延世大の大型CBキム・ミンジェに複数のJクラブが興味を示したが、韓国ビッグクラブとのマネーゲームに勝ち目はなく、早々に撤退。J経由で代表入りしたキム・ヨングォン(広州恒大←大宮)、チャン・ヒョンス(広州富力←FC東京)のようなケースも、今後は減るだろう。
上海上港のフッキ獲得など中国市場は活気を帯びてきており、Jへの連鎖反応はこれから本格化する気配もある。
(『サッカーダイジェスト』2016年7月28日号より転載)
今年のデンソーカップで活躍した延世大の大型CBキム・ミンジェに複数のJクラブが興味を示したが、韓国ビッグクラブとのマネーゲームに勝ち目はなく、早々に撤退。J経由で代表入りしたキム・ヨングォン(広州恒大←大宮)、チャン・ヒョンス(広州富力←FC東京)のようなケースも、今後は減るだろう。
上海上港のフッキ獲得など中国市場は活気を帯びてきており、Jへの連鎖反応はこれから本格化する気配もある。
(『サッカーダイジェスト』2016年7月28日号より転載)

7月14日発売号のサッカーダイジェストは、内田選手の巻頭インタビューを掲載。それに続く特集は、今夏の注目銘柄と題して話題の選手30人の去就動向をチェック。乾選手、酒井宏選手、植田選手のインタビューに加え、クラブダイジェストでは松本山雅、好評連載中のプロフットボーラ―の肖像では「2008年」の大谷選手を取り上げています。