最も大化けの資質を匂わせたのは…
中堅以上の選手たちは、E-1選手権が「ワールドカップへ滑り込むラストチャンス」と意欲的に取り組んだ。しかし実際には3戦の中でも最も緩い香港戦のパフォーマンスが、フル代表入りを後押しするとは考え難い。
相馬勇紀が面白いようにチャンスメイクをすることも、稲垣祥が並み居るボランチの中でもミドルレンジのシュートに傑出していることも、川辺駿が安定的にゲームを動かしていくことも、日常のリーグ戦を見れば十分に判り切っていた。ジャーメイン良も、確かにストライカーとしての非凡さは証明したが、欧州シーンで2桁得点者が続出する好況に割って入れるとは思えない。また未完のピサノアレクサンドレ幸冬堀尾、望月ヘンリー海輝らに将来への投資枠を提供するなら、まったく同身長のロメル・ルカクを彷彿とさせる櫻川ソロモンの抜擢くらいの博打も欲しい。
相馬勇紀が面白いようにチャンスメイクをすることも、稲垣祥が並み居るボランチの中でもミドルレンジのシュートに傑出していることも、川辺駿が安定的にゲームを動かしていくことも、日常のリーグ戦を見れば十分に判り切っていた。ジャーメイン良も、確かにストライカーとしての非凡さは証明したが、欧州シーンで2桁得点者が続出する好況に割って入れるとは思えない。また未完のピサノアレクサンドレ幸冬堀尾、望月ヘンリー海輝らに将来への投資枠を提供するなら、まったく同身長のロメル・ルカクを彷彿とさせる櫻川ソロモンの抜擢くらいの博打も欲しい。
残念ながら、香港戦でプレーした選手たちがワールドカップへの道を切り拓く可能性は極めて薄い。ただしそれでも最も大化けの資質を匂わせたのは大関友翔だった。川崎での大関は脇坂泰斗のサブの位置づけで、この日プレーしたボランチではなく、トップ下として最前線から精力的にプレッシャーをかけ、高い位置でのボール奪取に貢献しながら、攻撃の仕上げにも絡んでいる。途中出場したこの試合でも、飛び出していく中村草太へ絶妙のスルーパスを提供したかと思えば、佐藤龍之介の折り返しに勢いよく飛び出して反応し、左サイドを抉り決定的なラストパスも送った。質量兼備の典型的な現代MFで、1年前、数か月前のプレーが遠い昔に思えるほどのスピードで成長している。
もはや長友佑都のような異例を除けば、中堅以上のJリーガーがワールドカップを目ざせる状況ではなくなった。だがアジア・チャンピオンズリーグエリートでも躍動した大関が、1年後には欧州シーンで輝いていてワールドカップメンバーに食い込むシナリオなら、あながちありえない話でもないような気がする。
文●加部究(スポーツライター)
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