23分にPKによる失点を許し、追いかける展開のなか、ベンチに座る山之内は「自分が出た時にどうしたらいいか」をイメージしながら戦況を見つめていた。ピッチに立ったのは、後半のスタートからだった。
「リーグ戦でも感じた部分ですが、流経大のプレー強度がすごく高く、そういう相手に対してビビらず、どこまではがしていけるか。そこが試合のカギのひとつだと思っていました。リードされていたので、まずは(同点に追いつけるよう)チームに良い影響を与えたかったし、みんなで力を合わせてエネルギーを出していければと考えていました」(山之内)
一矢は報いた。
試合終了近くの84分に2点目を奪われ、さらに苦しい状況に追い込まれたが、その2分後、右SBの髙橋愛翔がゴール前のダンゴ状態の外からスッと現われ、押し込んだ。
7月16日に天皇杯3回戦で新潟と激突
負けは負けだが、0-2ではなく、1-2。最後まで粘り強く戦い、難敵から1点をもぎ取った姿勢は見逃せないだろう。わずか1点ながら、次につながる確かな1点になったのではないか。
2013年に関東大学リーグ1部に初昇格を果たして以降、何度か昇降格を繰り返していた東洋大は、2022年シーズンから1部に定着。昨年の第73回全日本大学サッカー選手権大会を初制覇するなど、まさに新風を吹き込んでいる。現在進行中の天皇杯では、Jクラブの柏を撃破。7月16日に新潟との3回戦を控え、いわば話題の渦中にいる。
アミノバイタルカップ初優勝はならなかったものの、千葉や仙台、大宮といったJクラブのアカデミーやトップチームで指導を重ね、また、シンガポールの年代別の代表監督も歴任してきた井上監督に率いられる東洋大の今後に注目だ。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
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