選手の胸に突き刺さるものがあるだろう
問題はここから、34分に2失点目、その4分後に3失点目と立て続けにやられてしまったことだ。西川も決してヘッドダウンしている様子はなかったことを主張しつつ「2つ目の失点までの時間が短かった」と振り返る。
確かに2点目も浦和が完全に崩されたというより、左ワイドの位置から右隅に決めてきたFWヘルマン・ベルテラメのシュートが素晴らしかったし、3点目もコロナによる無回転のシュートで、これも見事な一撃だった。
すでにグループステージ敗退が決まっていたこともあるが、リーベル戦やインテル戦より、浦和が相手陣内に攻め込むチャンスが多くあり、その分、守備の時間もそれほど長くはなかった。それだけに、Jリーグの常識的には守備が崩されたとは言い難いシチュエーションから食らった3ゴールは、選手の胸に突き刺さるものがあるだろう。
確かに2点目も浦和が完全に崩されたというより、左ワイドの位置から右隅に決めてきたFWヘルマン・ベルテラメのシュートが素晴らしかったし、3点目もコロナによる無回転のシュートで、これも見事な一撃だった。
すでにグループステージ敗退が決まっていたこともあるが、リーベル戦やインテル戦より、浦和が相手陣内に攻め込むチャンスが多くあり、その分、守備の時間もそれほど長くはなかった。それだけに、Jリーグの常識的には守備が崩されたとは言い難いシチュエーションから食らった3ゴールは、選手の胸に突き刺さるものがあるだろう。
途中出場の松本泰志も「組織というよりは個の能力。特に今日に関しては、6番の選手(デオッサ)だったりは、個の能力がすごく高いなっていうふうには感じました」と語った。
そのデオッサは左足のキックを武器とする今売り出し中のタレントで、そうした選手が欧州のトップリーグ以外にもゴロゴロいる。世界の舞台で勝ち上がるには、その基準に向き合って、守備では決定的な仕事をさせず、攻撃では相手の守備を上回っていかないと得点できない。
モンテレイ戦は結局、90+7分にも失点し、0-4の敗戦。ベースのプレー強度という意味では、リーベル、インテルよりもやれたからこそ、個としての狙いと質の基準を突き付けられた3試合目となった。
取材・文●河治良幸
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モンテレイ戦は結局、90+7分にも失点し、0-4の敗戦。ベースのプレー強度という意味では、リーベル、インテルよりもやれたからこそ、個としての狙いと質の基準を突き付けられた3試合目となった。
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