• トップ
  • ニュース一覧
  • なぜバルサは17歳ヤマルとの“バロンドール級”の契約延長を急いだのか。番記者が明かす舞台裏「ネイマールとの面会に懸念を抱いた」【現地発】

なぜバルサは17歳ヤマルとの“バロンドール級”の契約延長を急いだのか。番記者が明かす舞台裏「ネイマールとの面会に懸念を抱いた」【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2025年06月16日

特別待遇を用意するのはあくまでラミネ1人

 メンデスの周囲にも同様の声が上がっていた。「ジョルジュ、バルセロナに来い。ラミネの件を片付けよう」と、ラポルタは提案。数日後、メンデスはバルセロナ入りした。双方ともピッチ上でのチームリーダーとしての地位は給与体系にも反映されるべきというヤマルの希望を把握していた。

 話し合いの結果、今年7月13日付で有効となるアップ額は500万ユーロから約1500万ユーロへとほぼ3倍増となった。さらにその大半がクリア条件が容易な出来高を含めると、手にする給与額は2000万ユーロ近くに達する。

 このヤマルの契約延長は、スポーツ部門の関係者が「今夏の最優先事項だ」と警鐘を鳴らしていた重要案件だった。無事に解決できたわけだが、同時にクラブ内で明確に共有されていることがある。それは特別待遇を用意するのはあくまでラミネ1人である点だ。
 
 これはリオネル・メッシがエースとして君臨していた時代の経験が教訓として生きている。当時は10番を神格化する余り、他の選手にも破格の給与を支払っていた。「バルサのサイドバックが(マンチェスター)シティのFWより多くの給与を手にすることは2度とあってはならない」と前出のスポーツ部門の関係者は強調する。

 一方、“バロンドール級”の契約を勝ち取ったヤマルは、祝賀パーティーについては当面お預けを食らっている。それが両親の要望でもあった。なぜなら今は未成年者だからだ。

文●ファン・I・イリゴジェン(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。

【記事】「がっかりしたよ」欧州名門主将が日本人エースの退団に本音「僕らの主役だったのに…」

【記事】「ボール回し1つ見てもすごく上手い」久保建英が初招集の日本代表戦士に感嘆!「昔の自分を見ているよう」
 
【画像】絶世の美女がずらり!C・ロナウドの“元恋人&パートナー”たちを年代順に一挙公開!
【関連記事】
「ロベルトはバカではない」欧州最強の破壊力を誇ったバルサのトリデンテ。衝突したレバンドフスキとヤマルの“和解”が好結果をもたらした【現地発コラム】
「がっかりしたよ」欧州名門主将が日本人エースの退団に本音「僕らの主役だったのに…」
【画像】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの“元恋人&パートナー”たちを年代順に一挙公開!
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える“モデル&タレント妻たち”を一挙紹介!
「ボール回し1つ見てもすごく上手い」久保建英が初招集の日本代表戦士に感嘆!「昔の自分を見ているよう」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年6月19日号
    6月5日発売
    クラブワールドカップ2025
    出場32チーム選手名鑑
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ