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圧巻の1人カウンターに会場もどよめく。静学で“最もプロに近い”神吉俊之介は変幻自在のドリブルで未来も切り拓く

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年06月04日

「未完成な部分が多いからこそ、貪欲に磨いていきたい」

 試合後、神吉に『1人カウンター』の時に何を考えていたかを訊くと、明確な答えが返ってきた。

「相手の嫌がるコースを取ることを意識しました。常に自分が先に触れられるところにボールを置き続けることを考えましたし、どこかで相手はスライディングで奪いにくるので、そこをかわせるようにスペースに運んで行きました」

 実際にハーフラインを超えてから相手が斜め横からスライディングをしてきた。彼はそれをボールと共に左斜め前に身体を移動させて何事もなかったようにかわした。

「最後は相手もシュートを警戒して、センターバック2人が間を閉めにくるかなと思ったので切り返そうとしたら、そこでちょっと詰まってしまって、シュートまでのイメージがあったのに打ちきれなかったのが悔しいです」

 常に自分のドリブルを出すタイミング、仕掛ける場所などを思考しながらプレー。決定的な仕事にはつながらなかったが、インテリジェンスと技術が凝縮されていたシーンだった。
 
 結果としてインターハイ出場はなくなったが、これからまたJクラブへの練習参加、そしてプレミアWEST再開と続く。

「自分の将来を決める重要な時期でもあるし、冬のリベンジのために一日も無駄にできない。今日の後半にやったような敵に向かっていくドリブルを磨いて、その質がもっと上がるようになれば、もっと怖い存在になれると思っています。もっとフィニッシュの質にこだわりたいし、未完成な部分が多いからこそ、貪欲に磨いていきたいです」

 乾坤一擲(けんこんいってき)。静学の変幻自在のドリブラーは、プレースタイルそのままに未来も切り拓いていく。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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