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フランスでプレーしていた父の想いを胸に。流経大柏のプロ注目“マルチロール”メンディー・サイモン友のたゆまぬ自己研鑽

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年06月03日

「サッカーを始めるきっかけを与えてくれた」

 与えられたポジションで役割を全うする。これはかつてプロサッカー選手を目ざしていた父から教えられたものでもあった。

 セネガルとギニアにルーツを持つ父は、190センチのサイズを持ち、スピードとパワーを活かしたFWとしてフランスでプレーしていた。1998年には、当時プロとアマチュア選手が混同していたクラブにアマチュアとして加わるが、プロ契約を勝ち取る前に大怪我をし、志半ばで現役引退を強いられてしまった。

「フランスで本格的にサッカーをしていたことは、小学生になってから知りました。当時の映像を見せてもらったのですが、スピードが凄まじくて、足もともあって良いフォワードだなと思いました。引退後に指導者をやったり、僕が小学生の時も所属していたチームに指導に来たりしてくれていた。

 僕がサッカーを始めるきっかけを与えてくれたし、小学校の時は僕を同じフォワードにさせたかったらしく、スピードに乗ったドリブルやヘディングはかなり教えてもらいました。中学時代(川崎フロンターレU-15生田)から(流経大柏の)1年生の時までずっとディフェンダーだったので、今こうして同じポジションをやれて嬉しさもあります。こうしたお父さんの思いもあるからこそ、ポジティブにやれていると思います」
 
 プロになれなかった父の想いも心に抱きながら、厳しい競争の中で自己研鑽を続けるメンディーは、改めて今の環境に対する感謝の気持ちと決意を口にした。

「本当に恵まれていると思います。この環境は当たり前じゃないからこそ、一日を無駄にせずにここでトップのレギュラーを掴んで勝利に貢献できる選手になりたい。それに11月にはU-17ワールドカップがあります。最終メンバーに選ばれて今度こそ代表に貢献したいと思うので、今はただひたむきにやるだけです」

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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