【G大阪】ニュータイプのボランチ・倉田秋。近い将来、長谷部誠の後釜にもなり得る

カテゴリ:Jリーグ

2016年07月10日

お手本はチームメイトの遠藤。「もうちょっと試合をコントロールできるようになりたい」

倉田にとって、チームメイトの遠藤は“最高の教材”。ゲームメイク術を学んで、もうひと皮むけるか。写真:サッカーダイジェスト

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 もともと倉田は攻撃を得意とし、守備は課題のひとつだった。ボランチの守備ともなれば、なおさらだ。プロ入り当初こそボランチでプレーしていたが、その後は長らく遠ざかっていただけに、「守備の部分が、身体にしみ込んできたかなという段階」と語る。
 
 守備意識が高まるなか、徐々に次の段階に移行しつつある。得意とする攻撃面だ。
 
「もっと決定的なパスを出したい。今までは、まず守備のことを考えて頭がいっぱいだった。でも徐々に慣れてきて、攻撃面でどうするべきか考えられるようになってきた」
 
 さらにお手本としているのが、日本代表最多出場を誇る稀代のボランチ・遠藤保仁だ。今季の遠藤はトップ下での出場が増えているが、長年チームメイトとして組んできた存在だけに、倉田の脳裏にそのプレーイメージは焼き付いている。
 
「ヤットさんは場面を見ながら、早く攻撃に移ったり、あえて遅くしたりしていた。自分は、まだそこまで余裕がないけど、自分のところで上手く落ち着かせられれば、チームも冷静に攻撃に移れる。そういう意味で、もうちょっと試合をコントロールできるようになりたい」
 
 遠藤という“最高の教材”を間近で見られるのは、倉田にとって“最高の環境”だ。守備意識が強まるなか、徐々にドリブルの特長も活き始めた。今後は課題を克服しながら、スケールアップを遂げられるか。
 
 ひと皮剥けた時、代表定着だけでなく、代表の定位置確保も見えてくるだろう。
 
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
 
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