パルマで再び残留を争うか、イタリアで一段階上を目指すか、それとも…
過去、セリエAで日本人選手が1年目からこれほどの影響力を及ぼした例は決して多くない。
最も顕著な例は、やはり中田英寿だろう。ユベントスとの開幕戦での2得点をはじめ、ペルージャで二桁得点を挙げての活躍は、いまだ歴代最高の出来に変わらない。
長友佑都の1年目も見事だった。チェゼーナでの活躍からシーズン途中に完全移籍し、さらに名門インテルにステップアップ。日本人選手のセリエAにおける出世物語としてトップクラスだ。
鈴木同様にシント=トロイデンから移籍した冨安健洋も、イタリアでの1年目にボローニャで活躍。リーグ有数の新戦力と称賛され、DFとして過去最高級の評価で後にアーセナルへ移籍した。
鈴木の活躍が彼らに匹敵すると言ったら、大袈裟だろうか。それは見方によるだろう。確かなのは、比較されるに相応しいほどの出来だったということだ。前述のマクトミネイのFKを止めた場面の動画投稿で、あるナポリファンは「オレたちとの試合でスズキはフェラーリになる」と嘆いた。イタリアらしい誇張表現だが、鈴木にそれだけのポテンシャルがあることは疑いない。
だからこそ、鈴木はずっと移籍の可能性が噂されている。
最も顕著な例は、やはり中田英寿だろう。ユベントスとの開幕戦での2得点をはじめ、ペルージャで二桁得点を挙げての活躍は、いまだ歴代最高の出来に変わらない。
長友佑都の1年目も見事だった。チェゼーナでの活躍からシーズン途中に完全移籍し、さらに名門インテルにステップアップ。日本人選手のセリエAにおける出世物語としてトップクラスだ。
鈴木同様にシント=トロイデンから移籍した冨安健洋も、イタリアでの1年目にボローニャで活躍。リーグ有数の新戦力と称賛され、DFとして過去最高級の評価で後にアーセナルへ移籍した。
鈴木の活躍が彼らに匹敵すると言ったら、大袈裟だろうか。それは見方によるだろう。確かなのは、比較されるに相応しいほどの出来だったということだ。前述のマクトミネイのFKを止めた場面の動画投稿で、あるナポリファンは「オレたちとの試合でスズキはフェラーリになる」と嘆いた。イタリアらしい誇張表現だが、鈴木にそれだけのポテンシャルがあることは疑いない。
だからこそ、鈴木はずっと移籍の可能性が噂されている。
残留を果たしたパルマは手放したくないだろう。セリエAで戦える守護神と証明され、若さと伸びしろから将来的な市場価値は天井知らず。まだ売り時ではないと考えているはずだ。
だが、これまでもすでに強豪から注目されてきたのは周知の事実。直近でもチェルシーの関心が伝えられた。とはいえ、ビッグクラブへの飛躍が諸刃の剣なのは否めない。インテルでの1年間で大活躍したアンドレ・オナナさえ、イングランドで苦しんでいる。
ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチの後釜としてトリノが注目しているとの報道もあった。国内でのワンランクアップは、より現実的な路線と言えるだろう。ただ、鈴木が“その先”も見据えるなら、欧州の舞台に立たないクラブに移籍するより、パルマでさらに経験を積む方が堅実かもしれない。
夏はパルマに残り、状況次第で来季途中に移籍する方法もある。長友は1年目、中田は2年目のシーズン途中に、それぞれビッグクラブにステップアップした。ただ、鈴木は彼らと違ってGKだ。シーズン中の移籍はリスクもさらに高まる。
来季はワールドカップに繋がるシーズンだ。身の振り方は極めて重要となる。冨安はボローニャで2シーズンを戦い抜き、評価を固めてアーセナルにステップアップした。来季のセリエA、そしてワールドカップで活躍すれば、鈴木にも同様のチャンスがあるだろう。
パルマで再び残留を争うか、イタリアで一段階上を目指すか、それとも欧州の強豪への飛躍を狙うのか。セリエA初の日本人GKとなった22歳の選択が、新たな歴史へと続く道になることを願うばかりだ。
文●中村大晃
【記事】久保建英ではない!スペイン王者バルセロナに9G3Aの日本人MFの獲得を望む声!「興味深い選択肢だ」
【画像】真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える”タレント&モデルの美人妻たち”
だが、これまでもすでに強豪から注目されてきたのは周知の事実。直近でもチェルシーの関心が伝えられた。とはいえ、ビッグクラブへの飛躍が諸刃の剣なのは否めない。インテルでの1年間で大活躍したアンドレ・オナナさえ、イングランドで苦しんでいる。
ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチの後釜としてトリノが注目しているとの報道もあった。国内でのワンランクアップは、より現実的な路線と言えるだろう。ただ、鈴木が“その先”も見据えるなら、欧州の舞台に立たないクラブに移籍するより、パルマでさらに経験を積む方が堅実かもしれない。
夏はパルマに残り、状況次第で来季途中に移籍する方法もある。長友は1年目、中田は2年目のシーズン途中に、それぞれビッグクラブにステップアップした。ただ、鈴木は彼らと違ってGKだ。シーズン中の移籍はリスクもさらに高まる。
来季はワールドカップに繋がるシーズンだ。身の振り方は極めて重要となる。冨安はボローニャで2シーズンを戦い抜き、評価を固めてアーセナルにステップアップした。来季のセリエA、そしてワールドカップで活躍すれば、鈴木にも同様のチャンスがあるだろう。
パルマで再び残留を争うか、イタリアで一段階上を目指すか、それとも欧州の強豪への飛躍を狙うのか。セリエA初の日本人GKとなった22歳の選択が、新たな歴史へと続く道になることを願うばかりだ。
文●中村大晃
【記事】久保建英ではない!スペイン王者バルセロナに9G3Aの日本人MFの獲得を望む声!「興味深い選択肢だ」
【画像】真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える”タレント&モデルの美人妻たち”