現地１月25日に開催されたプレミアリーグの第23節で、４位のチェルシーが５位のマンチェスター・シティと敵地で対戦。１－３で敗れた。

　この一戦で痛烈な批判を浴びているのが、GKのロベルト・サンチェスだ。

　１－１で迎えた68分、相手のカウンターに対して、中途半端に飛び出してしまい、アーリング・ハーランドにあっさりゴールを許したからだ。

　チェルシーの専門サイト『CHELSEA.NEWS』は「チェルシーの選手が、ミスでファンからブーイングを受ける」と題した記事を掲載。こう苦言を呈した。

「サンチェスは、チェルシーのチームで依然として大きな話題となっている。監督が彼を擁護するたびに、彼の新たな失態はさらに苛立たしいものになるだけだ。今日はすでに２回警告が出ていた。ボールをいじったり、つまずいたり、いつもの神経質なプレーを見せたりしたのだ。彼のせいで失点するのは時間の問題のようだったが、実際にそうなってしまった」

　同メディアは、「彼は、ハイボールを落としたり、不必要にペナルティを与えたり、相手にボールを蹴ったりすることがある。この場合は、彼はゴールから遠く離れていたため、ハーランドロブを打たれた」と批判を続けた。

「これで、今シーズンの失点につながる失策は５回目となり、リーグ最多タイとなった。２位のGKはチーム内での地位を失った。サンチェスが同じ運命を辿るのはいつになるのだろうか？それとも、エンツォ・マレスカ監督がもう１週間彼を擁護するのを我慢しなければならないのだろうか？」
【動画】チェルシーGKが痛恨の判断ミス→ハーランドに決勝弾を献上

　記事は「先制点のあと、試合開始当初は大いに盛り上がっていたアウェーのファンは、サンチェスがボールに触れるとブーイングをし始めた。もう我慢の限界だ」と糾弾している。

　マレスカ監督は試合後、今シーズン中に正GKを代えるつもりはないと強調したうえで、「将来についてはまだ分からない、彼は良くなってきているが、私が望む状態からはまだまだ遠い」とも話している。

　チェルシーと言えば、パルマの日本代表GK鈴木彩艶への関心がしきりに伝えられている。『The Chelsea Chronicle』によれば、監督は擁護しているものの、「クラブ幹部の中にはサンチェスがチームをトップに導けるとは思っていない者もおり、パルマのゴールキーパー、ザイオン・スズキの獲得を選択肢として検討している」という。

　今回のミスで、日本代表守護神の補強が加速するかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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