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【バイタルエリアの仕事人】vol.52 北川航也|メンタル面で成長できた海外での3年間「常に自分に矢印を向けられるようになった」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年05月24日

日本平でプレーする喜びを感じられるのは、そうそうない

クラブOBで広報の西部洋平さんとの会話で笑顔を見せる。写真:福冨倖希

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 静岡県静岡市出身で、清水のアカデミーで育ち、国内ではエスパルス一筋の北川。昨季に引き続き、今季も腕章を巻く男に、“清水愛”や今後の目標などを語ってもらった。

――◆――◆――

 キャプテンは断る理由がなかったので引き受けましたけど、自分は“主将キャラ”でないし、発信力もない。だからこそ、ピッチ上でしか表現できないです。

 もちろん、頼りになるベテランや同い年の選手、若手にも自分の意見を言える選手がいるから、成り立っています。決して自分一人でまとめているわけではなく、選手全員が同じ方向を向けるようにサポートしてあげたいという程度で、気負わずにできています。自然体が一番ですね。

 清水愛は強いです。小さい頃に夢見ていたオレンジのユニホームを着て、(ホームのIAIスタジアム)日本平でプレーする喜びを感じられるのは、そうそうないです。プロに上がれなかった選手を見ているので、その貴重さを肌で感じている。だから、このクラブで優勝したい気持ちは、常にあります。
 
 清水エスパルスが静岡にあって良かったです。なければ、県外の高校に進学したかもしれないですから。このクラブに感謝しているし、プレーできる誇りは毎試合、感じています。

 今年の目標ですか? J1残留は必須ですね。クラブが始動時に10位以内を掲げたので、達成しなければいけないです。全員が意識して臨む先に、ACL出場やチャンピオンが見えてきます。目の前の試合を、全力で戦っていく。ホームもアウェーも関係なく、自分たちのサッカーを出せるように、しっかりした準備が大事です。

 個人では昨季、12ゴールでキャリアハイに届かなかったので、13ゴールを超えたいと思います。

※このシリーズ了

取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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