EURO2016の「スタジアム音響事情」。ヘビロテ曲やジャンル最大派閥は?

カテゴリ:国際大会

白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

2016年07月06日

選曲の大きな共通点とは?

試合会場だけでなく、パブリックビューイングが行なわれているファンゾーンでも流行曲が鳴り響いている。 (C) Getty Images

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 選曲の大きな共通点はここ数年の流行曲という点で、雰囲気はジャンルに関係なくとにかく盛り上がる売れ線ソングを回すイケイケのナイトクラブといった趣。最近のヨーロッパのスタジアムは大概こんな感じで、その傾向はEURO2016でも顕著だった。
 
 とはいえ、例えばイングランド戦なら英国の伝統的なフットボール応援歌『Three Lions (Football's Coming Home)』、フランス戦ならパリ出身の世界的エレクトロ・デュオであるダフトパンクの『One More Time』が鳴り響き、オーストリア戦ではいかにも同国らしいカントリー調の歌が流れるなど、その日の当該国の人気ソングも時折ながら取り入れられている。
 
 ちなみに、ゴール後に必ず流れるのが、ザ・ホワイト・ストライプスの『Seven Nation Army』だ。「ポー、ポー、ポー」という特徴的なリフが、一度聴いたら耳に残って仕方がない、あの曲だ。
 
 2003年のリリース以降、草の根的にサッカーの現場で浸透していき、2006年ワールドカップで世界制覇を成し遂げたイタリアの選手やサポーターが事あるごとに歌ったことで、一気にサッカースタジアム定番曲として定着。EURO2008では入場曲、EURO2012ではゴール後のアンセム、そして今大会もデヴィッド・ゲッタのリミックス・バージョンが同じくゴール・アンセムとして採用されている。
 
 ゴールが決まるたびに、原曲よりもだいぶハイテンポでアゲアゲな「ポー、ポー、ポー」がスタジアムに鳴り響き、サポーターはそれに合わせて飛び跳ねるというのが、EURO2016の各スタジアムでお馴染みのシーンとなっている。
 
現地取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)
 
 
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