トッティが口ずさんで一躍有名に。
EURO2016でゴールが決まった瞬間に会場に流れるあのメロディー。
バイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナやアトレティコ・マドリーのホーム、ビセンテ・カルデロンなど、いまや世界中の様々なスタジアムで使用されており、耳にしたことがある方も多いだろう。
マンチェスター・ユナイテッド時代のロビン・ファン・ペルシの応援歌としても知られているこのソング、いつ頃からスタジアムで使われるようになったのだろうか。
実はこの曲、アメリカの人気ロック・バンド「ザ・ホワイト・ストライプス」が2003年にリリースした『Seven Nation Army』というシングルで、元々サッカーソングだったわけではない。
スタジアムで最初に歌うようになったのは、ベルギーの名門クラブ・ブルージュのサポーターだと言われている。03年にチャンピオンズ・リーグでミランと対戦した際、ミラノのバーで流れているのを聴いて耳から離れなくなり、敵地サン・シーロで口ずさんだのが始まりだった。その試合でミランから金星を挙げたため、そのままクラブのチャントとして定番化したのだ。
06年にUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)でブルージュと対戦したローマのサポーターも、このチャントを真似して歌うようになった。そして、ローマの主将フランチェスコ・トッティが、その年のドイツ・ワールドカップでイタリアが優勝した際、祝賀セレモニーでこの歌を披露して話題を呼んだのだった。
これで広くサッカーファンの間に知られるようになった『Seven Nation Army』は、EURO2008で選手入場時の公式アンセムに採用。そしてEURO2012に続いて今大会も、ゴールが決まった直後にスタジアム内を盛り上げるBGMとして使用されている。
大会も残すところあと3試合。あと何度このメロディーが聴けるだろうか。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
バイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナやアトレティコ・マドリーのホーム、ビセンテ・カルデロンなど、いまや世界中の様々なスタジアムで使用されており、耳にしたことがある方も多いだろう。
マンチェスター・ユナイテッド時代のロビン・ファン・ペルシの応援歌としても知られているこのソング、いつ頃からスタジアムで使われるようになったのだろうか。
実はこの曲、アメリカの人気ロック・バンド「ザ・ホワイト・ストライプス」が2003年にリリースした『Seven Nation Army』というシングルで、元々サッカーソングだったわけではない。
スタジアムで最初に歌うようになったのは、ベルギーの名門クラブ・ブルージュのサポーターだと言われている。03年にチャンピオンズ・リーグでミランと対戦した際、ミラノのバーで流れているのを聴いて耳から離れなくなり、敵地サン・シーロで口ずさんだのが始まりだった。その試合でミランから金星を挙げたため、そのままクラブのチャントとして定番化したのだ。
06年にUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)でブルージュと対戦したローマのサポーターも、このチャントを真似して歌うようになった。そして、ローマの主将フランチェスコ・トッティが、その年のドイツ・ワールドカップでイタリアが優勝した際、祝賀セレモニーでこの歌を披露して話題を呼んだのだった。
これで広くサッカーファンの間に知られるようになった『Seven Nation Army』は、EURO2008で選手入場時の公式アンセムに採用。そしてEURO2012に続いて今大会も、ゴールが決まった直後にスタジアム内を盛り上げるBGMとして使用されている。
大会も残すところあと3試合。あと何度このメロディーが聴けるだろうか。
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部