平畠啓史チョイス“至極の11人”|身長差20cm以上。でも本多勇喜は負けないんだ! 佐藤龍之介はまだ開けていない引き出しがいっぱいありそう【J1月間ベストイレブン4月】
カテゴリ:連載・コラム
2025年05月06日
ゴールに向かっていくパッションとシュートの瞬間での冷静さ
中盤の攻撃的なポジションの右には、岡山の佐藤龍之介。9節は出場がなかったものの、8、10、11節と出場3試合連続ゴール。右のウイングバックは本来のポジションではないはずだが、その役割をしっかりと咀嚼(そしゃく)してプレー。どのプレーも淀みがなく、動きがスムーズ。プレーの引き出しも多いが、まだまだ開けていない引き出しはいっぱいありそう。見るたびに新たな発見がある選手である。
左には浦和のマテウス・サヴィオ。開幕当初はフィットまで少し時間がかかるかなとも思ったが、心配御無用。ピッチを走り回りゲームを決めるマテウス・サヴィオ降臨である。12節・広島戦で見せた自陣からのドリブルで前進し、金子拓郎のゴールを演出したプレーは圧巻。スタジアムで見たい最高のカウンターだった。
トップ下には清水の乾貴士と浦和の渡邊凌磨。12節・横浜FM戦の後半から登場した乾は完全に流れを変えた。ドリブルで前進して、相手を引き付け味方に効果的なパスを何本も通した。2点ビハインドから追い上げ、最後はみずから持ち込んで逆転ゴールを決めた。守備戦術が発展し、フィジカルが重視され、スペースもあまりないように見える昨今ではあるが、卓越した技術があれば、そんなピッチでも謳歌できることを乾は常に証明してみせる。まさに役者の違いを見せつけるパフォーマンスだった。
左には浦和のマテウス・サヴィオ。開幕当初はフィットまで少し時間がかかるかなとも思ったが、心配御無用。ピッチを走り回りゲームを決めるマテウス・サヴィオ降臨である。12節・広島戦で見せた自陣からのドリブルで前進し、金子拓郎のゴールを演出したプレーは圧巻。スタジアムで見たい最高のカウンターだった。
トップ下には清水の乾貴士と浦和の渡邊凌磨。12節・横浜FM戦の後半から登場した乾は完全に流れを変えた。ドリブルで前進して、相手を引き付け味方に効果的なパスを何本も通した。2点ビハインドから追い上げ、最後はみずから持ち込んで逆転ゴールを決めた。守備戦術が発展し、フィジカルが重視され、スペースもあまりないように見える昨今ではあるが、卓越した技術があれば、そんなピッチでも謳歌できることを乾は常に証明してみせる。まさに役者の違いを見せつけるパフォーマンスだった。
4連勝の浦和のなかでも渡邊は存在感抜群だった。シュートの上手さは言うまでもないが、10節・町田戦の西川周作の一直線に伸びてくるパス(このキックも相当やばい!)をワンタッチで松尾佑介に繋ぎ、抜け出した松尾がゴールを決めたシーンでの、あのワンタッチパスは素晴らし過ぎる! 最高のワンタッチパスだった。
FWそして今月のMVPは、京都のラファエル・エリアス。4月は5ゴール。9節・鹿島戦は壮絶な試合になったが、そのなかでハットトリック。ゴールに向かっていくパッションとシュートの瞬間での冷静さ。リードされる展開で80分、82分、90+5分と試合終盤でもゴールへの意欲、勝利への渇望を失うことはまったくなく、最後にチームを逆転勝利に導いた。さらに凄みを増すラファエル・エリアスを4月のMVPにしたいと思います。
取材・文●平畠啓史
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