平畠啓史チョイス“至極の11人”|身長差20cm以上。でも本多勇喜は負けないんだ! 佐藤龍之介はまだ開けていない引き出しがいっぱいありそう【J1月間ベストイレブン4月】
カテゴリ:連載・コラム
2025年05月06日
本領発揮、ギアを上げてきた選手もピックアップ
芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏がセレクトする「J1月間ベストイレブン」。4月の栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。
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タイトなスケジュールになった4月のJ1リーグ。ミッドウィークにも試合があり、チームマネジメントや選手層も勝点を重ねるうえで大事な要素になった。
神戸は5試合、京都は7試合。他のクラブは6試合を消化した4月のJ1リーグのベストイレブンとMVPを、いつものごとく勝手にセレクト。ここに来て本領発揮、ギアを上げてきた選手もピックアップします。
GKは柏の小島亨介。4月唯一負けなしの柏。後方からしっかりとボールを繋ぎ、相手陣に巧みに侵入していくリカルド・ロドリゲスのサッカーにおいて、小島のキックの精度は欠かせない。
しかし、それ以上にセービングの技術も非常に高く、11節・湘南戦では好セーブ連発で完全にシャットアウト! 存在感抜群の働きぶりだった。
右サイドバックは京都の須貝英大。1試合の平均スプリント回数はトップ。さて、スプリントという言葉をよく聞くが、定義は時速25キロ以上で1秒以上走った回数とある。つまり、1秒で走ることをやめても1回。5秒走り続けても1回は1回である。須貝の場合、一度のスプリントがけっこう長い。そして、4月は4アシスト。スプリントの回数ばかりではなく、スプリントの質や長さ、スプリントが生み出した効果にも注目して、須貝の凄さを感じてもらいたい。
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タイトなスケジュールになった4月のJ1リーグ。ミッドウィークにも試合があり、チームマネジメントや選手層も勝点を重ねるうえで大事な要素になった。
神戸は5試合、京都は7試合。他のクラブは6試合を消化した4月のJ1リーグのベストイレブンとMVPを、いつものごとく勝手にセレクト。ここに来て本領発揮、ギアを上げてきた選手もピックアップします。
GKは柏の小島亨介。4月唯一負けなしの柏。後方からしっかりとボールを繋ぎ、相手陣に巧みに侵入していくリカルド・ロドリゲスのサッカーにおいて、小島のキックの精度は欠かせない。
しかし、それ以上にセービングの技術も非常に高く、11節・湘南戦では好セーブ連発で完全にシャットアウト! 存在感抜群の働きぶりだった。
右サイドバックは京都の須貝英大。1試合の平均スプリント回数はトップ。さて、スプリントという言葉をよく聞くが、定義は時速25キロ以上で1秒以上走った回数とある。つまり、1秒で走ることをやめても1回。5秒走り続けても1回は1回である。須貝の場合、一度のスプリントがけっこう長い。そして、4月は4アシスト。スプリントの回数ばかりではなく、スプリントの質や長さ、スプリントが生み出した効果にも注目して、須貝の凄さを感じてもらいたい。
左サイドバックには神戸の本多勇喜。左サイドバックでの仕事ぶりはもちろん、マテウス・トゥーレル不在時のセンターバックに入った時のプレーは痺れる。11節・町田戦でマッチアップしたのは、194センチのオ・セフン。173センチの本多とは身長差20センチ以上。しかし、負けないんだ! まったく負けないんだ! 感動さえ覚える戦いぶり。素晴らしいディフェンダーであることを証明した。
センターバックは浦和のダニーロ・ボザと京都の鈴木義宜。カバーリングや相手への寄せのスピードがあるボザは、セットプレーでは攻守両面でヘディングの強さを活かす。12節・広島戦では、終了間際のゴールカバーでチームを救った。ホイブラーテンとのコンビを崩すのは簡単なことではない。
アグレッシブで襲いかかるような京都の守備を可能にしているのは、後方に鈴木が控えているからこそ。早めに相手のチャンスの芽を積む守備だけでなく、ゴール前でも身体を張る鈴木は今月、シュートブロック数でトップ。実に頼りになるセンターバックである。
中盤の底には清水のマテウス・ブエノ。いわゆる「へそ」のポジションに置いておきたい選手。高い守備力、落ち着いたボール扱い、そして展開力。まったく慌てることがなく、チーム全体に安心感を与える。清水が思い切って攻撃に出られるのは彼のおかげである。
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センターバックは浦和のダニーロ・ボザと京都の鈴木義宜。カバーリングや相手への寄せのスピードがあるボザは、セットプレーでは攻守両面でヘディングの強さを活かす。12節・広島戦では、終了間際のゴールカバーでチームを救った。ホイブラーテンとのコンビを崩すのは簡単なことではない。
アグレッシブで襲いかかるような京都の守備を可能にしているのは、後方に鈴木が控えているからこそ。早めに相手のチャンスの芽を積む守備だけでなく、ゴール前でも身体を張る鈴木は今月、シュートブロック数でトップ。実に頼りになるセンターバックである。
中盤の底には清水のマテウス・ブエノ。いわゆる「へそ」のポジションに置いておきたい選手。高い守備力、落ち着いたボール扱い、そして展開力。まったく慌てることがなく、チーム全体に安心感を与える。清水が思い切って攻撃に出られるのは彼のおかげである。
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