「地獄だった」久保建英が苦言を呈したシステム変更によるソシエダの“失策”。それでもスペイン人記者は日本人MFの奮闘を評価「3度、魔法のランプを擦った」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年04月23日
防戦一方の展開に「地獄だった」
極めて低調と先に記したが、ソシエダの前半のパフォーマンスは悪くなかった。結果的に大きくマイナスに作用したのが、累積警告で欠場したマルティン・スビメンディに代わってアンカーに入ったトゥリエンテスのフィルター能力の不足を補うために3バックにシフトしたイマノル・アルグアシル監督の采配だ。
後半開始早々にオジャルサバルがフォイのバックパスが短くなったところを逃さず、全速力でルイス・ジュニオールとの間合いを詰めてキックをブロックしそのまま枠内に押し込み一度は逆転に成功したが、これが防戦一方の展開の始まりだった。それは試合後、タケが日本人記者団に対して、「地獄だった」と形容したほどだった。
後半開始早々にオジャルサバルがフォイのバックパスが短くなったところを逃さず、全速力でルイス・ジュニオールとの間合いを詰めてキックをブロックしそのまま枠内に押し込み一度は逆転に成功したが、これが防戦一方の展開の始まりだった。それは試合後、タケが日本人記者団に対して、「地獄だった」と形容したほどだった。
ソシエダのチーム状態は決して良くない。ここからアウェーのアラベス戦、ホームのアスレティック戦とダービーが2試合続く。このまま混乱状態から抜け出せないままだと、パンドラの箱が開く危険性さえ出てくる。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
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