【担当記者の目】リオ五輪最終メンバー18人の最適解は? スタメン11人を占う

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年07月02日

最終ラインはOAの塩谷と藤春を軸に、植田、復活した室屋と続く。

最終ラインはオーバーエイジの塩谷と藤春を、U-23世代の植田(5番)と室屋(2番)がサポートする形だろう。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

中村は櫛引からスタメンの座を奪うのか。正GK争いの行方も注目だ。 (C)Getty Images

画像を見る

 最終ラインは、オーバーエイジの塩谷と藤春を軸に、U-23世代のディフェンスリーダーである植田、南アフリカ戦で鮮やかな復活を果たした室屋が続く。左膝靭帯損傷のリハビリを終え、9日の第2ステージ2節での復帰を目指す岩波は、ローテーションを組む際のバックアッパーか。ただし、高さとディフェンスを重視した場合、CBは植田と岩波というかつての“鉄板コンビ”を組ませ、塩谷を右SBに回すシチュエーションも考えられるだろう。
 
 GKは櫛引が南アフリカ戦でフル出場し、中村はその光景をベンチで見守った。しかし、所属クラブで実戦から遠ざかっている影響か、前者はバタついたプレーが目立ち本大会に向けて不安を感じさせた。柏でレギュラーを張る中村の勢いを買うのも一手だが、監督がまとまりを重視してメンバーを構成したことを考慮すると、これまで正守護神としてゴールを守ってきた櫛引と見るのが妥当かもしれない。
 
「あと6個勝てば金メダル」――。手倉森ジャパンは悲願のメダル獲得に向けて総力を結集させる。
 
 
リオ五輪代表登録メンバー
GK
櫛引政敏(鹿島)
中村航輔(柏)

DF
藤春廣輝(G大阪)※オーバーエイジ
塩谷 司(広島)※オーバーエイジ
亀川諒史(福岡)
室屋 成(FC東京)
植田直通(鹿島)
岩波拓也(神戸)

MF
遠藤 航(浦和)
大島僚太(川崎)
原川 力(川崎)
中島翔哉(FC東京)
矢島慎也(岡山)
南野拓実(ザルツブルク/AUT)
井手口陽介(G大阪)

FW
興梠慎三(浦和)※オーバーエイジ
久保裕也(ヤングボーイズ/SUI)
浅野拓磨(広島) 

※AUT=オーストリア、SUI=スイス

バックアップメンバー
GK 杉本大地(徳島)
DF 中谷進之介(柏)
MF 野津田岳人(新潟)
FW 鈴木武蔵(新潟)
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 

6月23日発売号のサッカーダイジェストの特集は、J1全18クラブの補強&改善計画書。今季前半戦の戦いぶりを振り返りつつ、第2ステージに向けた強化ポイントを探ってみました。インタビューでは、大宮の家長選手、柏の中村選手が登場。クラブダイジェストでは、熊本を取り上げています。

画像を見る

【関連記事】
【リオ五輪】手倉森監督が明かした18人選出の理由。「守らなくてはいけない大会と予想して守備を考えた」
【リオ五輪】中島翔哉が語るオリンピック必勝法。「“そこ”に頼りすぎてもダメ」
浅野が盟友・野津田ら共に戦ってきた仲間へ発したメッセージ「託してくれるメンバーのために」
8年前は他人事だった五輪。塩谷司の意識を変えた父の急死と成功への道のりとは――
中島翔哉がリハビリ中に恩師へ語ったブレない情熱。「俺、オリンピックに行きますよ」
【リオ五輪】「ブラジル戦で失うものはない」という室屋がネイマールに挑戦状!?
【リオ五輪代表】室屋の後塵を拝した松原。「あれを“アピール”と捉えていいのか…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ