「誰も想像していなかった」マドリーで突如レギュラーに定着! 下部組織が輩出した22歳の知られざる“過去”を関係者が証言「能力的に上回るCBは他にいたが…」【現地発コラム】
カテゴリ:連載・コラム
2025年04月15日
「ダイアゴナルパスを1000回繰り返し練習していた」
2020-21シーズンにフベニールB(U-18)でアセンシオを指導し、現在はタラベラ(セグンダ・フェデラシオンRFEF[4部相当]に所属)の監督を務めるハビエル・バスケスは、「当時から非凡さを垣間見せていた。スピード、アグレッシブさ、身体の使い方といった点は特にね。だから個人的には、現在のパフォーマンスに驚いてはいない。ただ、マドリーのような大所帯のカンテラの一員として、同世代の選手たちとプレーする姿しか見ていなかったため、いくら格が上であるところを示しても、果たしてプロの世界で10歳も15歳も年上の選手たちと対峙して同じことができるのかという疑問は常にあった」と見解を語り、性格については「寡黙というよりも真面目」と評する。
守備だけでなく、攻撃でも素晴らしい働きを見せているが、中でも目に付くのがロングフィードによるアシストだ。オサスナとのデビュー戦でジュード・ベリンガムに、シティとの第2レグではキリアン・エムバペに裏に抜ける対角へのパスを通してゴールをアシストした。
守備だけでなく、攻撃でも素晴らしい働きを見せているが、中でも目に付くのがロングフィードによるアシストだ。オサスナとのデビュー戦でジュード・ベリンガムに、シティとの第2レグではキリアン・エムバペに裏に抜ける対角へのパスを通してゴールをアシストした。
バスケスは「カンテラ時代から武器の1つだった。他のCBにも同様のプレーを要求していたが、ラウールの場合は、当時から相手にダメージを与えるパスを出していた」と回想する。ラウール・ゴンサレスもつい先日、「ダイアゴナルパスを1000回繰り返し練習していた」と言及していた。
ハーランドに続いて、準々決勝のアトレティコ戦ではフリアン・アルバレスというこれまた一線級のストライカーと対峙したが、物怖じせず対応した。超難関試験に合格し続けるデビューから4か月の若者がマドリーのシーズンの成否を左右する重要な戦力となっている。
文●ロレンソ・カロンヘ(エル・パイス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
【記事】「モドリッチがキレてる」何があった?久保建英が39歳マドリー主将と口論! 激昂した名手に首根っこを掴まれる衝撃シーンにネット騒然!「喧嘩してる」
【記事】「わずか人口500万人でなぜ?」驚異の5試合29得点1失点! W杯出場を決めたFIFAランク89位に海外驚嘆
ハーランドに続いて、準々決勝のアトレティコ戦ではフリアン・アルバレスというこれまた一線級のストライカーと対峙したが、物怖じせず対応した。超難関試験に合格し続けるデビューから4か月の若者がマドリーのシーズンの成否を左右する重要な戦力となっている。
文●ロレンソ・カロンヘ(エル・パイス紙レアル・マドリー番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
【記事】「モドリッチがキレてる」何があった?久保建英が39歳マドリー主将と口論! 激昂した名手に首根っこを掴まれる衝撃シーンにネット騒然!「喧嘩してる」
【記事】「わずか人口500万人でなぜ?」驚異の5試合29得点1失点! W杯出場を決めたFIFAランク89位に海外驚嘆