「フィジカルがエグいな」オランダの超ベテラン記者を唸らせる上田綺世。ファン・ペルシ監督は前任者から念を押されていた「お前が心配しなくても彼は大丈夫だ」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年04月07日
あえてシュートを打たなかったのはなぜか。「逆の意味を込めてパスを選択した」
AZ戦の63分、上田は得意の裏への抜け出しからボックス内右45度にボールを持ち出し、ラストパスをハジ・ムサに通した。このゴールは、上田がわずかにオフサイドポジションにいたことから取り消されたが、彼のプレーの幅の広がりを象徴するようなプレーに私には思えた。しかし、彼の意図は違った。
――上田選手はアシストの多いタイプではない。しかし代表でのパス、今日のようなラストパスと、これまでとは違った形でチームに貢献できているのではないでしょうか。
「どうなんですかね。別に意図的にアシストをしようと思っているわけではないですけれど、そういう場面が多かったりとか、もちろん、今日のシーンとか、オフサイドになっちゃいましたけれど、本当だったらシュートを打つ気満々だし、たぶん打てたけれど、自分になかなかボールが来ない現状もあって、その“逆の意味”も込めて僕はパスを出す選択をしました」
――逆の意味?
「僕があれを打ったら、他の選手も打つじゃないですか」
――それはメッセージ?
「はい。正直、あれは打てましたよ。打ったほうが良かったかもしれないけれど、そっちのほうが最善じゃないですか。そこでエゴイストになるべきなんでしょうけれど。それでパスをもらえるようになるとは思ってないですけれど、そういう選択を取れるところを見せるのも大事なのかなと思いました」
――上田選手はアシストの多いタイプではない。しかし代表でのパス、今日のようなラストパスと、これまでとは違った形でチームに貢献できているのではないでしょうか。
「どうなんですかね。別に意図的にアシストをしようと思っているわけではないですけれど、そういう場面が多かったりとか、もちろん、今日のシーンとか、オフサイドになっちゃいましたけれど、本当だったらシュートを打つ気満々だし、たぶん打てたけれど、自分になかなかボールが来ない現状もあって、その“逆の意味”も込めて僕はパスを出す選択をしました」
――逆の意味?
「僕があれを打ったら、他の選手も打つじゃないですか」
――それはメッセージ?
「はい。正直、あれは打てましたよ。打ったほうが良かったかもしれないけれど、そっちのほうが最善じゃないですか。そこでエゴイストになるべきなんでしょうけれど。それでパスをもらえるようになるとは思ってないですけれど、そういう選択を取れるところを見せるのも大事なのかなと思いました」
現在、フェイエノールトの両ウイングは単騎突破からシュートを決め切る破壊力を秘めている。特に左ウイングのパイションはチャンピオンズリーグでも大活躍し、リーグ戦ではトゥベンテ戦から3試合で6ゴールをいう大当たりの真っ只中だった。だから、上田が好ポジションをとって両手を広げてアピールしても、彼のところにパスは届かない。そこに思うところがあり、上田は右45度というストライカーにとって絶好の位置で、あえてパスを選択した。
「ここ最近、彼ら(ウイング陣)が活躍したり得点しているのは、良いことだと思います。少なからず、僕やもうひとり(カランサ)がそこに対しての貢献ができているからこそ、彼らが活きているというのはあると思います。彼らにとっていい状態を今、作れていると思います。センターフォワードで、今の環境で点を取るにはボールを受けないといけないし、ウイングが生き生きしている中でどうやって自分らが、というのは難しいところ。今はそこを模索しているところです。
コンビネーションはそんな一朝一夕でいかないので、時間もかかるかもしれないし、ワンプレーで噛み合うかもしれないし。そこは練習の中でも話し合いながらやっているので、お互いに理解はしています。おのずと合ってきたり、合う試合もあったり、こういう試合もあるのかなと思います」
「ここ最近、彼ら(ウイング陣)が活躍したり得点しているのは、良いことだと思います。少なからず、僕やもうひとり(カランサ)がそこに対しての貢献ができているからこそ、彼らが活きているというのはあると思います。彼らにとっていい状態を今、作れていると思います。センターフォワードで、今の環境で点を取るにはボールを受けないといけないし、ウイングが生き生きしている中でどうやって自分らが、というのは難しいところ。今はそこを模索しているところです。
コンビネーションはそんな一朝一夕でいかないので、時間もかかるかもしれないし、ワンプレーで噛み合うかもしれないし。そこは練習の中でも話し合いながらやっているので、お互いに理解はしています。おのずと合ってきたり、合う試合もあったり、こういう試合もあるのかなと思います」