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帝京長岡のスーパールーキー児山雅稀が衝撃的なデビュー。強心臓とインテリジェンスに磨きをかけて理想像を求めていく

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年03月31日

「市船とやれて、もっとできると思いました」

 入学前の2月にはU-16日本代表としてポルトガル遠征に参加。ドイツ戦とポルトガル戦で先発し、オランダ戦では途中出場から決勝ゴールをマークした。

 帰国するとすぐに帝京長岡に合流。3月のフェスティバルで早くも高校デビューを飾った。話を船橋招待に戻すと、児山は同じプレミアの市立船橋との一戦で、相手に囲まれてもボールを収めて周りに叩いたり、果敢にドリブル突破を図ったりと、積極的なプレーを見せた。
 
「市船とやれて、フィジカル面は通用するし、もっとできると思いました」。あどけない笑顔の中に将来性を感じる。もちろんこれで満足するような選手ではない。「できないことにチャレンジすることは苦手ではないですし、大好きです」。

 このパーソナリティも含めて、谷口哲朗総監督、古沢徹監督も絶大な信頼を置く。自ら求めたこの環境で、児山は強心臓とインテリジェンスに磨きをかけて理想像を求めていく。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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