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横浜FM木村凌也が明かすアカデミー時代の過去。GK転向の背景とぶち当たった壁【インタビュー前編】

カテゴリ:Jリーグ

金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

2025年03月31日

トップチームの守護神・高丘のプレーや姿勢に刺激

横浜F・マリノスユース時代は苦悩もあったと語る木村。(C)SOCCER DIGEST

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 横浜F・マリノスジュニアユース追浜での3年間は、とにかくスキルを磨き続けた。現代サッカーにおいてGKのビルドアップ能力の重要性が増すなか、木村は元々フィールドプレーヤーだったこともあり「やりづらさや難しさをあまり感じなかった」。横浜F・マリノスユースにも順調にステップアップを果たしたが、そこでひとつの壁にぶち当たる。

「1個上に(寺門)陸君(現モンテディオ山形)がいて、その壁を越えることがなかなかできなかったです。ユースのAチームはその頃プレミア(高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグEAST)で戦っていて、自分はBチームで神奈川県リーグに出ていたので、プレミアに出るために、与えられた時間の中でどれだけ良いパフォーマンスを出せるかってことを意識しながら取り組んでいました」

 その経験があったからこそ、強い気持ちが芽生えた。

「自分が3年生になってスタメンで出られるようになってからは、『試合に出続ける』『絶対に他の選手にポジションを奪われない』っていう気持ちが強かったです。陸君が自分の壁になっていたように、自分も後輩の壁となり、背中で見せていこうって」

木村が2種登録選手だった21年に、トップチームの絶対的守護神だったのが高丘だ。偉大な先輩とのトレーニングで大きな刺激を受けた。写真:Getty Images

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 21年には2種登録され、トップチームに交じってトレーニングする機会が増えた。そのなかで特に刺激を受けたのが、高丘陽平(現バンクーバー・ホワイトキャップス)だという。彼のプレーやトレーニングに取り組む姿勢から得るものは多かったようだ。

「陽平君のビルドアップやシュートストップの技術には、正直驚きました。自分よりも身長は高くないんですけど、一緒にやっていて感じるものは多かったですし、この選手を越えなければF・マリノスではやっていけないとも感じました。自分にとってはとても良い刺激になりましたね」

 しかし、クラブからトップ昇格の打診もあった木村が、次なる進路に選択したのは日本大への進学だった。

後編はこちら
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=170756

■プロフィール
木村凌也 きむら・りょうや/2003年6月10日、神奈川県生まれ。横浜F・マリノスプライマリー追浜―横浜F・マリノスジュニアユース追浜―横浜F・マリノスユース―日本大―横浜FM。横浜FMのアカデミーで研鑽を積み、日本大進学後の23年にはU-20ワールドカップにも出場したGKは、大学卒業を待たず日本大サッカー部を退部し、慣れ親しんだ横浜FMへの加入を決断。今季は公式戦初出場に向けて、日々研鑽を積んでいる。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
 
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