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アセンシオやクバルシのように。高井幸大もまた、彼らに負けず劣らず肝が据わった恐れを知らない若者だ【日本代表】

カテゴリ:連載・コラム

吉田治良

2025年03月26日

特筆すべきは、その鋼のメンタル

川崎では主力CBとして活躍。将来的な欧州移籍もあるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 アセンシオのカバーリング、クバルシのフィード。同世代のCBからも学ぶべき点は少なくない。あるいは欧州クラブへの移籍も視野に入れているのかもしれないが、ここからW杯本番までの約1年3か月で、どこまで個の部分でレベルアップを遂げられるか。彼が日本代表の主力になれるかどうかは、そこに尽きるだろう。

 もちろん、高井が世界トップクラスのCBへと羽ばたけるだけのポテンシャルの持ち主であることに、疑いの余地はない。特筆すべきは、その鋼のメンタル。アセンシオとクバルシに共通する資質も、まさにそれだ。
 
 少し話は逸れるが、アセンシオは2023年夏に起きた児童ポルノ録画・流布事件への関与が疑われ、批判の対象となってきた。その件で、アウェーゲームではブーイングの対象になることも多いのだが、被害者の1人は「アセンシオは(嫌疑をかけられている別の選手とは)別の場所にいた」と証言。アセンシオ本人も「なんらやましいことはない」と主張し、こんなコメントを残している。

「誰もが自分のしていること(過激なブーイング)を自覚していると思うし、だから僕自身はとても落ち着いている。子どもの頃からマドリーで過ごしてきたから、こうして敵意を向けられたり、プレッシャーを感じたりすることに慣れているんだ。むしろ、余計にやる気が出るよ」

 R・マドリー、バルサという世界有数のビッグクラブでレギュラーを任されながら、平然と、涼しい顔で難易度の高いプレーをやってのけるアセンシオとクバルシ。パリ五輪でチーム最年少ながら堂々たるパフォーマンスを披露し、その経験を糧にさらなる進化を遂げる高井もまた、彼らに負けず劣らず肝が据わった恐れを知らない若者だ。

文●吉田治良

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