「負けてもヘラヘラしてる」ベルギー2部で奮戦の日本人逸材コンビが直面する“欧州リザーブチームのリアル”。「自分も我を出していきたい」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年03月05日
「個人で魅せるというか、個人のアピールの場なのかなと」
リザーブチームのリアルを知るには、MF保田(19歳)の視点も参考になる。J2の大分トリニータで77試合出場7ゴールとティーンエイジャーとしては立派なスタッツを残した保田だが、なにしろ欧州でのプレーは初めてのこと。ベルギー2部リーグでプレーした6試合と、ヘンクでの日々の練習で受ける刺激は多い。海を渡って2か月。ここまでの感想を訊いた。
「日本とはフットボール自体がまったく違います。デュエルが激しかったり、縦に速いサッカーで、ピッチ(コンディション)も違いますし、そこはやりながら少しずつ慣れてます。試合に出る・出ないに関係なくいろいろなことを吸収できてますし、成長できているのかなと思います」
その「吸収できている」ところとは、ボールの奪い方。
「日本は相手がボールを持っているので、しっかり止まって相手と正対する守備。ベルギーではボールを取りに突っ込んで行きます。そういうデュエルのところ、ボールの奪い方は慣れてきたと、練習でも試合でも感じます」
「日本とはフットボール自体がまったく違います。デュエルが激しかったり、縦に速いサッカーで、ピッチ(コンディション)も違いますし、そこはやりながら少しずつ慣れてます。試合に出る・出ないに関係なくいろいろなことを吸収できてますし、成長できているのかなと思います」
その「吸収できている」ところとは、ボールの奪い方。
「日本は相手がボールを持っているので、しっかり止まって相手と正対する守備。ベルギーではボールを取りに突っ込んで行きます。そういうデュエルのところ、ボールの奪い方は慣れてきたと、練習でも試合でも感じます」
ファンから注目を集めることの少ないリザーブチームはどこも興行面を度外視してホームゲームを開催する。ヨング・ヘンクは本拠地から60キロ離れたヘールという縁もゆかりもない場所で居候のように試合をしている。観客は500人いるかどうかだ。
「確かに、自分が大分にいた頃はスタジアムに1万人入る中でやってました。そういった点では(試合の雰囲気に)違いがありますけれど、世界で注目されたり、ヨーロッパで成功するための近道はこっちのリーグだと思っているので、そこは気にせずやってます。前節は首位のズルテ・ワレヘムとアウェーで試合をしたんですが、一人ひとりうまいし、しっかり戦術のあるチームで、スタジアムの雰囲気も良く、彼らのサポーターだったんですが、久しぶりに大声援を感じながらプレーできました」
厳しいチーム状況をどう捉えているのか。
「チーム的には10月から勝ってない。でも、圧倒されて負けている感覚はなく、もったいないゲームが多い。そこはチームで改善するのももちろん大事ですけれど時間もないですし、個人で魅せるというか、個人のアピールの場なのかなと、日本からこっちにくると、そのことを思います。もちろん勝つために、チームのためにやってますが、これから自分が成り上がっていくんだという選手たちの集まりなので、自分も負けずに我を出していきたいです」
セントラルMFらしく、通用しているとベルギーで感じているのは、「チームのバランスを見て推進力を出しながら前へ出ていくプレー。ワンタッチで前の選手に付けて、リターンをもらってからロングパス。相手をひとり剥がすプレー」だという。逆に課題はデュエルのところ。
「デュエルで勝ち切る、ボールを奪い切る、五分五分のボールをいかにマイボールにするか、そういったところがこっちの選手はうまい。彼らは突っ込んで来るけれど、自分は突っ込むだけではなく、タイミングをズラしたりして頭を使ったデュエルをもう少し考えてやっていきたい。それも少しずつ掴めてきているので、ベルギーに来てすごくプラスになってます」
「確かに、自分が大分にいた頃はスタジアムに1万人入る中でやってました。そういった点では(試合の雰囲気に)違いがありますけれど、世界で注目されたり、ヨーロッパで成功するための近道はこっちのリーグだと思っているので、そこは気にせずやってます。前節は首位のズルテ・ワレヘムとアウェーで試合をしたんですが、一人ひとりうまいし、しっかり戦術のあるチームで、スタジアムの雰囲気も良く、彼らのサポーターだったんですが、久しぶりに大声援を感じながらプレーできました」
厳しいチーム状況をどう捉えているのか。
「チーム的には10月から勝ってない。でも、圧倒されて負けている感覚はなく、もったいないゲームが多い。そこはチームで改善するのももちろん大事ですけれど時間もないですし、個人で魅せるというか、個人のアピールの場なのかなと、日本からこっちにくると、そのことを思います。もちろん勝つために、チームのためにやってますが、これから自分が成り上がっていくんだという選手たちの集まりなので、自分も負けずに我を出していきたいです」
セントラルMFらしく、通用しているとベルギーで感じているのは、「チームのバランスを見て推進力を出しながら前へ出ていくプレー。ワンタッチで前の選手に付けて、リターンをもらってからロングパス。相手をひとり剥がすプレー」だという。逆に課題はデュエルのところ。
「デュエルで勝ち切る、ボールを奪い切る、五分五分のボールをいかにマイボールにするか、そういったところがこっちの選手はうまい。彼らは突っ込んで来るけれど、自分は突っ込むだけではなく、タイミングをズラしたりして頭を使ったデュエルをもう少し考えてやっていきたい。それも少しずつ掴めてきているので、ベルギーに来てすごくプラスになってます」