22年には30歳にして初の海外挑戦
22年の12月、当時30歳にして初の海外挑戦を決断し、韓国のKリーグへ活躍の場を移した。2シーズン過ごした蔚山HDでは2年連続でリーグ優勝に貢献しており、チームは3連覇を果たした。異国の地でタフな環境の中で揉まれ、自身の成長を実感しているようだ。
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韓国への移籍を決断したのも、新たな挑戦がしたかったというのが理由でした。アジアではありますが、日本から出て、慣れ親しんだ場所ではないところでプレーしてみたい気持ちがありました。もちろん、ヨーロッパに行ければベストでしたが、年齢的にも難しい部分がありましたし、そのなかで海外に行くならと考えて選びました。
Kリーグのチャンピオンであるクラブから高く評価してもらえて、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に出られるのも大きかったです。
蔚山には僕が行く前にも日本人選手が何人か在籍していたので、日本人に対して良い印象を持ってくれていましたが、隣の国とはいえ、外国人としてチームに加わる難しさはあったので、人としても成長できたと思います。
1番に意識したのは、韓国のサッカースタイルを受け入れることです。Kリーグはテクニカルというよりはフィジカルを重視したサッカーで、行った当初は日本との違いに多少の戸惑いがありましたが、ホン・ミョンボ監督(現・韓国代表監督)からは、まずはファイトするところだと言われていました。
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韓国への移籍を決断したのも、新たな挑戦がしたかったというのが理由でした。アジアではありますが、日本から出て、慣れ親しんだ場所ではないところでプレーしてみたい気持ちがありました。もちろん、ヨーロッパに行ければベストでしたが、年齢的にも難しい部分がありましたし、そのなかで海外に行くならと考えて選びました。
Kリーグのチャンピオンであるクラブから高く評価してもらえて、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に出られるのも大きかったです。
蔚山には僕が行く前にも日本人選手が何人か在籍していたので、日本人に対して良い印象を持ってくれていましたが、隣の国とはいえ、外国人としてチームに加わる難しさはあったので、人としても成長できたと思います。
1番に意識したのは、韓国のサッカースタイルを受け入れることです。Kリーグはテクニカルというよりはフィジカルを重視したサッカーで、行った当初は日本との違いに多少の戸惑いがありましたが、ホン・ミョンボ監督(現・韓国代表監督)からは、まずはファイトするところだと言われていました。
相手とコンタクトせずに良いポジションを取って、ボールを受けられたらベストですが、日本でプレーしている時みたいに良いパスが入ってくるわけではありません。足もとで繋ぐというよりは、アバウトな浮き球が多いなかで、やはりフィジカル的に戦わなければいけない部分は多かったので、タフになれたと思います。
めちゃくちゃ筋トレをしたということはないですが、普段のトレーニングからボディコンタクトや球際のバトルは求められますし、それができないと試合にも出られません。
そのなかで上手く適応しつつも、自分の特長を出すことを考えて、来たチャンスをものにすることや、違いを見せるといったところは2年間でできたと感じています。
日韓の大きなスタイルの違いは、日本はいろんな人が繋がっているサッカーですが、韓国はどちらかと言えば1対1の局面が多いです。向こうでプレーしてみて、改めて日本人はどのポジションの選手を見てもみんな技術的にレベルが高いなと思いました。
一方で最近のJリーグではヴィッセル神戸がリーグ連覇したり、FC町田ゼルビアが上位に食い込んだりと、プレー強度の高いチームが好成績を残しているので、テクニックだけではなく、フィジカルやインテンシティの部分も求められるようになってきている気がします。これから、そのようなチームとの対戦できるのが楽しみです。
※後編に続く。次回は2月28日に公開予定です。
取材・構成●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)
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めちゃくちゃ筋トレをしたということはないですが、普段のトレーニングからボディコンタクトや球際のバトルは求められますし、それができないと試合にも出られません。
そのなかで上手く適応しつつも、自分の特長を出すことを考えて、来たチャンスをものにすることや、違いを見せるといったところは2年間でできたと感じています。
日韓の大きなスタイルの違いは、日本はいろんな人が繋がっているサッカーですが、韓国はどちらかと言えば1対1の局面が多いです。向こうでプレーしてみて、改めて日本人はどのポジションの選手を見てもみんな技術的にレベルが高いなと思いました。
一方で最近のJリーグではヴィッセル神戸がリーグ連覇したり、FC町田ゼルビアが上位に食い込んだりと、プレー強度の高いチームが好成績を残しているので、テクニックだけではなく、フィジカルやインテンシティの部分も求められるようになってきている気がします。これから、そのようなチームとの対戦できるのが楽しみです。
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