「あまり先を見据え過ぎずにやっていきたい」
2024年に関西学院大からプロ入りした濃野が、ルーキーイヤーに9ゴールをマークしたのは、本当に特筆すべきことである。菅原由勢(サウサンプトン)、橋岡大樹(ルートン)といった日本代表常連組の右SBを見ても、そこまで得点力のある選手はいない。濃野は自分の強みを自信にしていいし、グイグイと前へ突き進んでいいのだ。
反面で、山根がカタールW杯でコスタリカの球際の強さやデュエルの迫力に苦しみ、毎熊も2024年1~2月のアジアカップ以降、代表から外れているように、守備強度が足りなかったり、1対1で勝てない選手は代表入りが遠のいてしまいがちだ。
実際、パリ五輪代表を指揮した大岩剛監督、日本代表の森保一監督は、濃野とプロ入り同期の関根大輝(S・ランス)を抜擢している。関根にはCB兼務可能な守備力がある。そこが高く評価されているからこそ、1年足らずで欧州5大リーグへと飛躍を遂げたのだ。
濃野自身も世界基準を視野に入れて課題に取り組み、彼らに追いつき、凌駕していくことが肝要だ。それができれば、1年半後の2026年北中米W杯も見えてくるに違いない。
反面で、山根がカタールW杯でコスタリカの球際の強さやデュエルの迫力に苦しみ、毎熊も2024年1~2月のアジアカップ以降、代表から外れているように、守備強度が足りなかったり、1対1で勝てない選手は代表入りが遠のいてしまいがちだ。
実際、パリ五輪代表を指揮した大岩剛監督、日本代表の森保一監督は、濃野とプロ入り同期の関根大輝(S・ランス)を抜擢している。関根にはCB兼務可能な守備力がある。そこが高く評価されているからこそ、1年足らずで欧州5大リーグへと飛躍を遂げたのだ。
濃野自身も世界基準を視野に入れて課題に取り組み、彼らに追いつき、凌駕していくことが肝要だ。それができれば、1年半後の2026年北中米W杯も見えてくるに違いない。
「ワールドカップというのは最終的には誰もが目ざすところ。焦ってはいないですけど、一つひとつ進んでいくしかないので、あまり先を見据え過ぎずにやっていきたいですね。
代表の右サイドバックのライバルについても、僕はそれに言及できる立場にはない。ライバルが誰とかっていうことではなくて、『まだまだ敵は自分』だと思っていますし、彼らと同じ土俵に立っているとは思えない。やっぱり自分がどれだけ伸びるのかが勝負なんで、そこにフォーカスしていきます」
7月には国内組だけで挑むE-1選手権も控えている。そこで代表に滑り込むためにも、今季前半戦でロケットスタートを切ることが必須。よりプレーの幅を広げ、2024年を上回る衝撃を多くの人々に与えるような際立ったパフォーマンスを、今季の濃野には強く求めたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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