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セレッソ香川真司がギラつく。「僕はどんなサッカーにも対応する力がある」。パパス新体制でボランチのレギュラー奪取に燃える

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2025年01月25日

レギュラー奪取を目ざし、できることは全てやる

昨季の出場は10試合のみ。多くの人が“完全復活”を待ちわびているはずだ。写真:元川悦子

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 3月には36歳になる香川。「シーズンを通してフル稼働するのは厳しい」「新たな指揮官の求める役割や方向性にアダプトできるかどうか未知数」といったネガティブな見方があるのも確か。前日の23日に引退会見を行なった同期入団の柿谷曜一朗が「この5年くらい、サッカーが楽しくないなと感じることが増えた。今は戦術とかハードワークって言葉があまりにも多すぎる」と本音を吐露したように、30代の年長者たちにとって最新トレンドへの適応はやはり難題だ。

 しかしながら、香川は「僕はどんなサッカーにも対応する力がある方だと思っている」と断言。高強度と戦術化の一途を辿るサッカーへの適応に自信を見せている。年齢に関係なく、高みを貪欲に追い求めていく姿勢は不変なのである。

「曜一朗は自分のプレーに対するこだわりとか“芯”みたいのが強いけど、僕にはそういうのは正直、ないんですよね。あいつは、見ている人を驚かせるようなクリエイティビティを本能的に持っていて、それでプロになって活躍しましたけど、僕はそういう選手じゃない。割と適応能力があると思ってるし、今季もどんどんチャレンジしたいですね」

 どこまでもポジティブなマインドを前面に押し出す香川。今やJリーグのシンボル的な存在の1人と言える男の完全復活を多くの人々が待ちわびているが、ここまでの感触は悪くない様子だ。
 
 実際、田中と香川のボランチコンビであれば、パパス監督が目ざす攻撃サッカーがより具現化しやすくなるという印象もある。もちろん守備強度を考えると、奥埜や喜田が入った方がベターな状況もあるだろうが、2024年終盤のように「香川が全く使われない」という最悪の展開にはならないだろう。

 本人もボランチのレギュラー奪取を目ざし、できることは全てやろうとしている。その意識や基準の高さがチームの躍進につながれば理想的。香川の新たな挑戦はここからが本番だ。

 2月14日の開幕・大阪ダービーで、彼はスタメンの座を射止められるのか。今後の動向が大いに気になる。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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