メンタルとは「思考と感情の組み合わせ」
そのなかで親として大事なことはなんなのか。
「多くあると思いますが、まず対話をしてあげること。そして主体性を持たせてあげることが、すごく大事で、サッカーでも他のことでもそうですが、自分が楽しんでやらないと意味がありません。そのためには自分で選択をし、人のせいにしない。大人はあくまで選択肢を渡すところまでで、その後に決めるのは自分です。何をしたいのか、なんでこうなっているのかなど、質問を投げかけ、押しつけずに自分の意思で小さい頃から選択をするように働きかけることが、大事なことだと思います」
そしてメンタルを含め、様々な事象を理解することも大切になる。
「そもそもメンタルっていうものがどういうものなのか。メンタルって聞くと、プロのアスリートでも凄く曖昧に感じる方が多いと思います。ただ、メンタルとは抽象的ではなく、実はしっかり言葉に表わすことができ、私は『思考と感情の組み合わせ』と言っています。
例えば海外でメンタルとはと聞くと、大体、脳って言うんです。レアル・マドリーの練習場に行かせていただいた時に、ユースの子たちに聞いても、みんなそう答えるんです。だから海外では『メンタル=思考』なんです。
PKを外すとメンタルが弱いって言われますが、それはテンパってしまい、頭が真っ白になってしまう状態だと思います。物事を冷静に考えられてない、思考が定まってない状態の時にメンタルが弱いと言われるわけで、だからこそ『メンタル=思考』だと捉えられます。
そこに私が感情を付け加えているのは、海外は“自分が自分が”という割合が多く、自分がしたいことを周囲にしっかり言えますが、日本は良くも悪くも空気を読む文化。自分がどうしたいではなく、人がこうしたいからこうした方がいいかなっていう考えが多い。でもその時に辛いのか楽しいのか、そういった感情に向き合えていない人って凄く多いと思うんです。
だからこそメンタルを整えるには、その感情にそもそも気付かないといけない。メンタルを思考と感情の組み合わせという風に言っているのはそれが理由で、このアカデミーでもそのふたつをちょっと分けて、感情を育む部分と、思考を育む部分の2軸で考えるようにしています」
「多くあると思いますが、まず対話をしてあげること。そして主体性を持たせてあげることが、すごく大事で、サッカーでも他のことでもそうですが、自分が楽しんでやらないと意味がありません。そのためには自分で選択をし、人のせいにしない。大人はあくまで選択肢を渡すところまでで、その後に決めるのは自分です。何をしたいのか、なんでこうなっているのかなど、質問を投げかけ、押しつけずに自分の意思で小さい頃から選択をするように働きかけることが、大事なことだと思います」
そしてメンタルを含め、様々な事象を理解することも大切になる。
「そもそもメンタルっていうものがどういうものなのか。メンタルって聞くと、プロのアスリートでも凄く曖昧に感じる方が多いと思います。ただ、メンタルとは抽象的ではなく、実はしっかり言葉に表わすことができ、私は『思考と感情の組み合わせ』と言っています。
例えば海外でメンタルとはと聞くと、大体、脳って言うんです。レアル・マドリーの練習場に行かせていただいた時に、ユースの子たちに聞いても、みんなそう答えるんです。だから海外では『メンタル=思考』なんです。
PKを外すとメンタルが弱いって言われますが、それはテンパってしまい、頭が真っ白になってしまう状態だと思います。物事を冷静に考えられてない、思考が定まってない状態の時にメンタルが弱いと言われるわけで、だからこそ『メンタル=思考』だと捉えられます。
そこに私が感情を付け加えているのは、海外は“自分が自分が”という割合が多く、自分がしたいことを周囲にしっかり言えますが、日本は良くも悪くも空気を読む文化。自分がどうしたいではなく、人がこうしたいからこうした方がいいかなっていう考えが多い。でもその時に辛いのか楽しいのか、そういった感情に向き合えていない人って凄く多いと思うんです。
だからこそメンタルを整えるには、その感情にそもそも気付かないといけない。メンタルを思考と感情の組み合わせという風に言っているのはそれが理由で、このアカデミーでもそのふたつをちょっと分けて、感情を育む部分と、思考を育む部分の2軸で考えるようにしています」
こんな例もある。
「例えばテストでお腹が痛くなる時、なんでおなかが痛くなるのか分析してあげる。私もお腹が痛くなるタイプで、何が怖かったかって言ったら、親に怒られることが不安だったんです。悪い点を取りたくないという想いももちろんあったでしょうが、最終的には親に怒られるのが嫌だった。それを理解したうえで、自分が親として子どもへの接し方を考えれば、子どもの感じ方も違うはずです」
そしてこうも続けた。
「感情と思考を分けて考えがちですが、感情も凄く大事で、マイナスなことってどうしても入ってきてしまいます。その時に楽しいことに矢印を向けることができるか。生きていると、どの人も絶対に辛いこと、苦しいこと、悲しいことがあり、でもその一方で楽しいこと、嬉しいことも絶対にあり、楽しく生きることができている人って、その楽しさに気付けている人だと思うんです。
例えば雨の日に『雨が降っていて最悪』みたいなりがちですが、『晴れていて幸せ』となる人は少ないように感じます。悲しいことに目がいきがちで、嬉しいことを見つけるのは難しい部分があります。でもちゃんと人生を楽しめている人は、その嬉しいことに気付ける人で、そうやって日常を笑顔で生きられるようなメソッドが、今回の講座に含まれていると思います。
改めてスポーツの世界だけでなく、多くの人が笑顔で生活し、多くの方の人生が少しでも前向きになれればと願っています。その意味でも、この講義では子どもたちが、少しでも笑顔に前向きになるコツや、子どもたちに目標を持ってもらい、それを達成するコツを伝えられるはずです。子どもたちの人生を少しでも明るくしたいと考える方、そしてご自身もメンタルについてセルフコントロールなどを学んでみたいという方はぜひ一緒にこの講座で時間を共有できればと思います」
子どものため、そして自身のためにも、メンタルについて学ぶにはピッタリの場と言えるだろう。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
■「こどものメンタルアカデミー」
詳細はこちら
https://lp.kodomomental-ac.com/
「例えばテストでお腹が痛くなる時、なんでおなかが痛くなるのか分析してあげる。私もお腹が痛くなるタイプで、何が怖かったかって言ったら、親に怒られることが不安だったんです。悪い点を取りたくないという想いももちろんあったでしょうが、最終的には親に怒られるのが嫌だった。それを理解したうえで、自分が親として子どもへの接し方を考えれば、子どもの感じ方も違うはずです」
そしてこうも続けた。
「感情と思考を分けて考えがちですが、感情も凄く大事で、マイナスなことってどうしても入ってきてしまいます。その時に楽しいことに矢印を向けることができるか。生きていると、どの人も絶対に辛いこと、苦しいこと、悲しいことがあり、でもその一方で楽しいこと、嬉しいことも絶対にあり、楽しく生きることができている人って、その楽しさに気付けている人だと思うんです。
例えば雨の日に『雨が降っていて最悪』みたいなりがちですが、『晴れていて幸せ』となる人は少ないように感じます。悲しいことに目がいきがちで、嬉しいことを見つけるのは難しい部分があります。でもちゃんと人生を楽しめている人は、その嬉しいことに気付ける人で、そうやって日常を笑顔で生きられるようなメソッドが、今回の講座に含まれていると思います。
改めてスポーツの世界だけでなく、多くの人が笑顔で生活し、多くの方の人生が少しでも前向きになれればと願っています。その意味でも、この講義では子どもたちが、少しでも笑顔に前向きになるコツや、子どもたちに目標を持ってもらい、それを達成するコツを伝えられるはずです。子どもたちの人生を少しでも明るくしたいと考える方、そしてご自身もメンタルについてセルフコントロールなどを学んでみたいという方はぜひ一緒にこの講座で時間を共有できればと思います」
子どものため、そして自身のためにも、メンタルについて学ぶにはピッタリの場と言えるだろう。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
■「こどものメンタルアカデミー」
詳細はこちら
https://lp.kodomomental-ac.com/