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平畠啓史セレクト! J2年間“至極の11人”|MVPは安定感と安心感溢れる充実パフォの守護神。初昇格を決めた岡山のキーマンも選出

カテゴリ:Jリーグ

平畠啓史

2024年12月25日

北川は攻撃だけでなくチーム全体を牽引

横浜FCの堅守を支えた市川。写真:永島裕基

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 攻撃的中盤の右には横浜FCの山根永遠。右サイドを個で突破にかかる時のスピード、迫力が抜群で潔く、見ていて痛快なサイドアタッカー。クロス数もJ2リーグトップ。横浜FCのサイド攻撃を勢いづけていた。

 左には岡山の岩渕弘人。キレそして抜け目なさ。34試合で13ゴール。岡山のシャドーポジションの岩渕と木村太哉は守備も厭わず走り回り、相手ディフェンダーにとっては嫌な存在になっていた。初昇格を決めた岡山のキーマンの一人と言っても過言ではないだろう。

 中央には仙台の中島元彦。全試合出場で13ゴール・5アシスト。守備では前線からプレスのスイッチを入れ、攻撃では最終局面を完結させた。キックの精度が高く、自分の身体のパワーと意志をボールに伝えるような蹴り方が心に響く。存在感抜群だった。
 
 前線一人目は藤枝の矢村健。16ゴールは得点ランク3位。常にゴールを狙う姿勢、思い切りの良さはまさに点取り屋。シュートのパターンが多彩で、度肝を抜くようなスーパーなゴールも多い。守備も厭わず、攻撃の起点になる仕事も多くこなすなど八面六臂の活躍だった。

 前線二人目は清水の北川航也。キャプテンマークを巻いた今シーズン、ゴールはもちろん、守備でも献身的に走り、ボールを引き出して起点を作る仕事も多く、攻撃だけでなくチーム全体を牽引していた。32節・藤枝戦の1点目。西澤健太に出したラストパスは絶妙。優勝した清水の中でも、チームを引っ張っていたのは北川だった。

 この中でMVP級の選手を選ぶなら、横浜FCの市川。数字はもちろん安定感、安心感溢れる充実のパフォーマンスだった。

 今回のベストイレブンにピックアップした選手以外にも、素晴らしい選手が多かったJ2リーグ。文中には書ききれませんでしたが、あと何人かピックアップしたかった選手をフォーメーションのところに書いていますので、そちらもご覧いただければ幸いです。

取材・文●平畠啓史

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