ビジャレアルで控えに甘んじた苦い記憶も
GKアレックス・レミロ、CBアゲルド、アンカーのマルティン・スビメンディとともに、いまやソシエダに欠かせない存在となった久保。リーグワースト3位タイの13得点という貧打に悩む攻撃陣に、仮に久保がいなかったらと考えただけでぞっとするソシエダのサポーターは少なくないだろう。
そうなれば、ビッグクラブへの移籍話が再燃するのも当然の成り行きだ。ラ・リーガで、バルセロナのラミン・ヤマルやレアル・マドリーのロドリゴといったタレントと比較されるまでの右ウイングとなった久保に、リバプールやアーセナルなどプレミアリーグの強豪が秋波を送っているという噂も、絵空事とは思えない。
ただし、目ざすところがビッグクラブに移籍することではなく、ビッグクラブで不動のレギュラーになることであるならば、なおさら決断を焦る必要はない。なぜならプレーヤーとして確実に進化を遂げているとはいえ、ソシエダで圧倒的な数字を残しているわけではないからだ。
そうなれば、ビッグクラブへの移籍話が再燃するのも当然の成り行きだ。ラ・リーガで、バルセロナのラミン・ヤマルやレアル・マドリーのロドリゴといったタレントと比較されるまでの右ウイングとなった久保に、リバプールやアーセナルなどプレミアリーグの強豪が秋波を送っているという噂も、絵空事とは思えない。
ただし、目ざすところがビッグクラブに移籍することではなく、ビッグクラブで不動のレギュラーになることであるならば、なおさら決断を焦る必要はない。なぜならプレーヤーとして確実に進化を遂げているとはいえ、ソシエダで圧倒的な数字を残しているわけではないからだ。
今季ここまでの公式戦は19試合に出場して、4得点・1アシスト。もちろんサポーティングキャストの質に違いはあるとはいえ、たとえばリバプールのモハメド・サラー(20試合/13得点・11アシスト)、アーセナルのブカヨ・サカ(17試合/7得点・11アシスト)といった一線級には、結果という点で遠く及ばない。
今後、真のワールドクラスの証を立てるために必要なのは、とりもなおさず継続性だ。ラ・リーガ第13節で首位バルサ撃破の立役者となった久保は、その後、日本代表として北中米W杯のアジア最終予選を戦った疲労も影響したのだろう。インターナショナルマッチウイーク明けのバスク・ダービー(第14節のアスレティック・ビルバオ戦)でこれといったインパクトも残せず、チームも0-1で敗れている。
19-20シーズンのマジョルカでブレイクし、翌シーズンに移籍したビジャレアルで控えに甘んじた苦い記憶も脳裏をよぎる。あの辛い経験も少なからず今に生きているとはいえ、やはり焦りは禁物だ。
どんな状況下でもコンスタントに結果を残し続け、ソシエダとラ・リーガにおいて有無を言わせぬほどの絶対的で、圧倒的な地位を築くこと──。ビッグクラブへとステップアップを果たすのは、その領域に足を踏み入れてからでも遅くはない。
文●吉田治良
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