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【総体出場校】福島・尚志|期待のエースはマルチロール! 全国制覇へ「複数ポジション」にこだわり

カテゴリ:高校・ユース・その他

小林健志

2016年06月09日

「市船、東福岡に対抗できるチームを作りたい」

決勝でも様々な事態を想定してポジション変更を行なうなど、全国を見据えた戦いぶり。圧倒的な力を示して7連覇を飾った。写真:小林健志

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 エースの高橋は準決勝の学法石川戦では左サイドバック、FW、右サイドハーフと3ポジションをこなした。「チームとして複数ポジションはどの選手にも求められています。最終的にはゴールが目標なので、ゴールに向かうプレーを意識しています」と高橋が語るとおり、どのポジションに入ってもゴールを目指せるのが大きな魅力だ。
 
 エースであってもこれだけのポジションを試す理由について仲村監督は「インターハイは17人しか全国に連れて行けないので、大会中に怪我人が出る場合もあり、昨年は実際に出ました。だから複数ポジションができる選手は連れて行きやすいのです。今日はセンターバックが怪我をした場合を考え、1ボランチやMF神垣陸をセンターバックで起用するケースも試しました」と語る。
 
 高橋に限らず県予選の間、多くの選手を様々なポジションで起用し、県予選登録の25名を全員起用した。すべては全国で勝つため。エースといえども、あらゆるポジションをこなすよう求める抜け目のなさには、尚志の勝利への強いこだわりを感じさせる。
 
「昨年、市立船橋にコテンパンにやられて、それが脳裏から離れませんでした。市船、東福岡などトップリーグクラスのチームに対抗できるチームを作りたいですね。ぜひ対戦して良いゲームをしたいです」
 
 昨年の悔しさを糧に、仲村監督はプレミアリーグの強豪への勝利に向けて燃えている。マルチロールのエース高橋を擁し、尚志は全国制覇へとひた走る。
 
取材・文:小林健志(フリーライター)
 
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