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[本田泰人の眼]インドネシア相手に“4点しか奪えなかった”。小川も橋岡もアピールできず。むしろブレーキになっていた

カテゴリ:連載・コラム

本田泰人

2024年11月17日

私が監督なら「ゼロトップ」を採用する

堂安は単独突破できるタイプではない。相性の良い久保とセットで使いたい。(C)SOCCER DIGEST

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 つまり、次戦の中国戦でもサブメンバーの奮起に期待したい。

 森保一監督のスタメンを予想すれば、おそらく今回のインドネシア戦と大きくは変わらないだろう。ただし、インドネシア戦のパフォーマンスを見れば、チームの戦い方としては小川の1トップ起用は再考すべきだ。

 たとえば私が監督なら「ゼロトップ」を採用する。具体的な予想スタメンは以下のとおりだ。

GK:鈴木
3バック:瀬古、板倉、町田
ボランチ:遠藤、守田
ワイド:伊東、三笘
2列目:久保、南野、堂安

 システムは3-4-3。インドネシア戦のスタメンからは、アピール不足の橋岡に代わって、3バックの右サイドは瀬古歩夢にチャンスを与えたい。同じく1トップの小川もスタメンから外す。代わりにゼロトップにし、3シャドーの形で久保建英、南野、堂安律を並べるイメージだ。

 インドネシア戦を見ても、堂安は単独突破できるタイプではないため、周りに気の利いたパサーがいなければ孤立する。このコラムで何度も伝えているが、久保と堂安の相性は良い。この2人は常にセットで使いたい。

 現在、日本は最終予選で4勝1分の勝点13で、グループCの首位を独走中だ。勝点6で並ぶ2位のオーストラリア、3位のサウジアラビア、4位の中国とは勝点7差だ。最終予選突破は時間の問題だろう。

 いずれにしても、今後の最終予選では、ワールドカップに向けて勝利を目ざしながら、新戦力の発掘など様々なオプションを試すべきだ。次回の中国戦では勝利はもちろん、新たな発見があることを期待したい。
 
――◆――◆――

 本田泰人氏のインドネシア戦の採点は以下のとおり。

▼先発
GK 1鈴木彩艶 6.5
DF 3橋岡大樹 5.5
DF 4板倉 滉 5.5
DF 16町田浩樹 6.5
MF 6遠藤 航 6.5
MF 5守田英正 7.0 MOM 
MF 8南野拓実 6.5
MF 10堂安 律 6.0
MF 7三笘 薫 6.0
MF 15鎌田大地 7.0
FW 19小川航基 5.5
▼途中出場
FW 11前田大然 6.0
DF 2菅原由勢 5.5
MF 14伊東純也 6.0
MF 21旗手怜央 5.5
FW 18大橋祐紀 5.5

森保一監督 6.0

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※MOM=この試合のマン・オブ・ザ・マッチ

【著者プロフィール】
本田泰人(ほんだ・やすと)/1969年6月25日生まれ、福岡県出身。帝京高―本田技研―鹿島。日本代表29試合・1得点。J1通算328試合・4得点。現役時代は鹿島のキャプテンを務め、強烈なリーダーシップとハードなプレースタイルで“常勝軍団”の礎を築く。2000年の三冠など多くのタイトル獲得に貢献した。2006年の引退後は、解説者や指導者として幅広く活動中。スポーツ振興団体『FOOT FIELD JAPAN』代表。

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