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金田喜稔がボスニア・ヘルツェゴビナ戦を斬る!「球際で競り負けるシーンがあまりにも多すぎた」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年06月08日

「悔しさを露にした浅野、清武の成長に期待したい」

2列目の右で先発した浅野(18番)は、終盤に決定機が到来もパスを選択。最大のチャンスを逃し、試合後には悔しさから涙を流した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 攻撃に関しては、1点を追う状況のなか、残り10分で攻撃的な選手を入れて圧力が増したのは良かったとは思う。しかし、いくらチャンスを作っても勝利に結びつけられなければ話にならない。
 
 日本は攻め崩すスタンスを貫いていたが、相手が自陣を固めてきた時に、果たしてそれだけで打開できるかは疑問。同じような攻撃パターンでこじ開けるのは、もはや厳しいように思う。だからこそ、FWにターゲットマンを置いておくのもひとつの手だろう。
 
 ハリルホジッチ監督は、3月のアジア二次予選で初招集したハーフナー・マイクを、今回のキリンカップでは呼んでいない。その事実からも、あまり高さに固執していないのかもしれないが、例えば、途中から高さのある選手を投入すれば、相手DFの注意を引きつけられ、ゴール前での隙が生じる可能性も考えられる。
 
 また、仮に相手に撥ね返されたとしても、セカンドボールを高い位置で拾って2次、3次攻撃へつなげる意味でも効果的だろう。今回の結果を受けて、最終予選でハリルホジッチ監督がどのようなFWを選ぶかは非常に興味深い。
 
 それから、終盤にビッグチャンスを迎えながらパスを選択してしまった浅野拓磨のプレーは、たしかにネガティブなものだ。その消極性が、もしかしたら広島でもレギュラーに定着していないことへつながっているのかもしれない。
 
 ただ、チャンスを逃した悔しさのあまり、試合後に人目をはばからず涙を流していたシーンを見て、相当な覚悟でプレーしていたんだというのは垣間見られた。試合後のインタビューでやはり悔しさを噛みしめていた清武しかり、彼らがこの悔しさを糧に成長してくれることを期待している。
 
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