【監督会見】香川、清武の同時起用にハリル監督「伸びる可能性も見えた」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年06月04日

「PKは宇佐美に蹴らせようと思ったが…」

途中出場の浅野は、自ら得たPKを決めA代表初ゴール。指揮官は、ベンチの声に屈してキッカーを変更した事実を明かした。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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――後半途中から浅野選手を起用しました。新たな戦力として期待されてると思いますが、彼の働きはどうでしたか? またPKキッカーについては監督の指示だったのでしょうか?
 
「途中から入ったにも関わらず、彼は全部やろうとしました。勇気がある人間だと思います。浅野はもう1年以上追跡しています。去年、広島ではレギュラーをとることができなかった。ただ私には、特に背後にいくところ、それからパワーがある点で興味深い選手でした。途中から投入しましたが、彼の働きには満足しています。ゴールの可能性も見せてくれました。
 
 PKは、最初宇佐美に蹴らせようと思ったんですけど、ベンチの人間全員が『浅野! 浅野!』と声を荒げていました。試合もリードしていたので、浅野に報酬をあげる意味でも、また彼に機会を与えることで、みんなを喜ばせたいと思い蹴らせました。
 
 スタッフも選手も含めて、良い雰囲気を作ってくれています。ただ、まだ修正しなければいけないところがあります。それから疲労もかなりきていますね。(香川)真司が大きな打撲をしたので心配です。本田に関しても次の試合はどうなるかわかりません。ファイナルではボスニア・ヘルツェゴビナにぜひ勝利したいと思っています。勝利を追求しなければいけない。優勝出来れば本当に素晴らしいことですね」
 
―――非常に良い試合だったと思いますが、監督から見てもっと改善したい点、不満な点があるとしたらどこですか?
 
「まず、我々はもう少しブロックを管理したほうが良かったかなと思います。相手がさらにレベルの高い相手となると、今日のようなブロックではいけない。今日はまずブロックを形成してくれと叫んだ。ブロックをしっかり作ってから縦に行かせたかった。特に、真ん中ではなくサイドでプレスをかけたかった。相手をサイドに誘って、そこからプレスをかけたかったんです。
 
 それはトレーニングでもやっていたんですけど、オートマティックになるにはまだまだ時間がかかります。何人かにこの合宿中に怒りました。なぜかと言うと、まったく喋らなかったからです。もっとコミュニケーションを出して欲しかった。そういうところが引っかかっています。
 
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