頭脳的な試合運び、マネジメントが求められる
それほどジッダでのアウェー戦は過酷な環境に他ならない。それは2021年10月の前回対戦時に柴崎岳(鹿島)とボランチコンビを組み、0-1の手痛い敗戦を味わった遠藤には痛いほどよく分かっているはず。
今回は「3年前より涼しい」と多くの選手が口をそろえているが、6万人のサポーターが集結する本番になればどうなるか分からない。
その前回のサウジ戦でキャプテンを務めていた吉田麻也(LAギャラクシー)が、こんな話をしていたのが印象的である。
「もう少し気温が落ちるかと思っていた。練習がもう少し涼しかったかもしれないですね。6万人の熱気、風が通らないというのもあったんでしょうけど、試合時間が練習より2時間遅かったので、気温がもう少し下がるかと予想していた。思ったより湿度があって、もわっとした環境でした」と。やはり当日の消耗度は想像を絶するものがあると考えた方がいい。
今回は「3年前より涼しい」と多くの選手が口をそろえているが、6万人のサポーターが集結する本番になればどうなるか分からない。
その前回のサウジ戦でキャプテンを務めていた吉田麻也(LAギャラクシー)が、こんな話をしていたのが印象的である。
「もう少し気温が落ちるかと思っていた。練習がもう少し涼しかったかもしれないですね。6万人の熱気、風が通らないというのもあったんでしょうけど、試合時間が練習より2時間遅かったので、気温がもう少し下がるかと予想していた。思ったより湿度があって、もわっとした環境でした」と。やはり当日の消耗度は想像を絶するものがあると考えた方がいい。
だからこそ、キャプテンの遠藤には、チーム全体を含めて途中からペースダウンしないような頭脳的な試合運び、マネジメントが求められてくる。ハードルは高いが、最終予選最大の難敵を撃破することで、彼自身も浮上のきっかけをつかめるはず。
リバプールのアルネ・スロット新監督の評価を少しでも引き上げようと思うなら、絶対に3年前と同じ轍を踏むわけにはいかない。自身のキャリアを賭けるくらいの意気込みで大一番に挑んでほしい。
遠藤が高度な統率力と牽引力を示してくれれば、日本はそこまで苦しむことなく勝てるはず。今のチームはそれだけの選手層と攻撃力がある。それを中盤の要である彼が攻守両面からサポートすることで、日本は必ず“ジッダ未勝利”という負のジンクスを払拭できる。今こそ、遠藤航の底力を示してほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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取材・文●元川悦子(フリーライター)
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