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【バイエルン番記者】ペップが最後に見せた涙。そしてアンチェロッティ新監督が描く新チームの構想とは?

カテゴリ:連載・コラム

パトリック・シュトラッサー

2016年05月31日

ゲッツェとの交渉は長期化を避けられないか。

3500万(約49億円)で獲得したR・サンチェス。中盤の世代交代を促す意味でも、効果的な補強となった。(C)Getty Images

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 バイエルンの首脳陣はすでにアンチェロッティの要望を聞き入れて、新シーズンに向けた強化を進めている。

 ジェローム・ボアテングの頼れるパートナーが不在だったCBにはマッツ・フンメルスを獲得。ワールドクラスのコンビが中央部を固める最終ラインは、以前よりもさらに強固になるだろう。

 ベンフィカのセントラルMFレナト・サンチェスを引き抜いたのも、理にかなった補強と言える。シャビ・アロンソとの契約はあと1年で、この3シーズンで一度も年間を通した活躍を見せていないチアゴ・アルカンタラの頼りなさを考えれば、この18歳を迎え入れて世代交代を促すのは悪くない選択だろう。

 アンチェロッティが退団を容認したマリオ・ゲッツェに関しては、長い交渉になるだろう。バイエルンは17年6月で契約が切れる彼を今夏に売って移籍金を得る算段を立てているが、本人は残留を希望している。最終的にどのような結末を迎えるかは、現段階では何とも言えない。

 残る補強ポイントは、SBとCF。出場機会に恵まれなかったラフィーニャとファン・ベルナトが退団する可能性が高まっているSBはアーセナルのエクトル・ベジェリン、ロベルト・レバンドフスキの控えを探しているCFはダルムシュタットのサンドロ・ヴァークナーに興味を示している。いずれもまだ具体的な話はなく、獲得に向けた動きが本格化するのはEURO後になるだろう。

文:パトリック・シュトラッサー(アーベントツァイトゥング紙)
翻訳:円賀貴子

【著者プロフィール】
Patrick STRASSER(パトリック・シュトラッサー)/1975年ミュンヘン生まれ。10歳の時からバイエルンのホームゲームに通っていた筋金入りで、1998年に『アーベントツァイトゥング』紙の記者になり、2003年からバイエルンの番記者を務める。2010年に上梓した『ヘーネス、ここにあり!』、2012年の『まるで違う人間のように』(シャルケの元マネジャー、ルディ・アッサウアーの自伝)がともにベストセラーに。
 
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