DFからFWまで、どこからでも点が取れる攻撃力を発揮。
さらに川崎との比較を見ていくと、5試合の総得点では川崎の計8ゴールに対し、鹿島は計11ゴールを記録。総失点ではわずかに1点だけ多かったが、この1か月で鹿島が攻勢に転じ、確実にその差を縮めているのは明らかだ。
スコアラーの内訳を見ても、川崎の5人に対し、鹿島は7人とバラエティに富み、DFからFWまで、どこからでも点が取れることを証明してみせた。エース金崎もコンスタントにゴールを重ねており、得点ランキングでは7ゴールで4位タイと、9ゴールで2位の大久保嘉人を追走する。
逆転優勝の可能性は高まりつつある。もちろん、ACLの関係で2試合少ない浦和の存在を忘れてはならないが(現在3位の浦和は12試合消化で勝点27。ともに14試合消化の1位・川崎は同31、2位・鹿島は同30)、鹿島の次節の相手は、その浦和である。直接対決でライバルを叩くことができれば、さらに勢いづくはずだ。
いずれにせよ、対川崎で考えれば“他力本願”であることに変わりなく、鹿島にとってはひとつの負けも許されず、目の前の試合を勝ち続けるしか道はない。悲願のリーグタイトル奪還に向け、伝統の勝負強さを発揮して、頂点を掴みたい。
文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
スコアラーの内訳を見ても、川崎の5人に対し、鹿島は7人とバラエティに富み、DFからFWまで、どこからでも点が取れることを証明してみせた。エース金崎もコンスタントにゴールを重ねており、得点ランキングでは7ゴールで4位タイと、9ゴールで2位の大久保嘉人を追走する。
逆転優勝の可能性は高まりつつある。もちろん、ACLの関係で2試合少ない浦和の存在を忘れてはならないが(現在3位の浦和は12試合消化で勝点27。ともに14試合消化の1位・川崎は同31、2位・鹿島は同30)、鹿島の次節の相手は、その浦和である。直接対決でライバルを叩くことができれば、さらに勢いづくはずだ。
いずれにせよ、対川崎で考えれば“他力本願”であることに変わりなく、鹿島にとってはひとつの負けも許されず、目の前の試合を勝ち続けるしか道はない。悲願のリーグタイトル奪還に向け、伝統の勝負強さを発揮して、頂点を掴みたい。
文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)