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高3でレギュラー、19歳で大宮の副主将を務める超逸材。ロス五輪で最注目のCB市原吏音は、冨安健洋と同じ道を辿るか

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希

2024年08月18日

「昇格させて今までの恩を返したい」

昨季は高3ながら定位置を確保。J2で17試合に出場した。写真:鈴木颯太朗

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 ただ、市原本人は至って冷静。リーダーシップには手応えを感じているが、言葉からは現状に満足していない様子がうかがえた。

「自分自身で成長できているかを決めるわけではない。周りの評価の方が大事。自分は1日1日を大事にプレーしていくだけ。何が成長しているかというのは自分で評価しにくいけど、一つ言うならリーダーシップの部分。去年以上に責任感があるし、プロ1年目にもかかわらずに副キャプテンを任せてもらっているので、なんとしてでもチームを勝たせないといけない。昇格させて今までの恩を返したいと思っている」

 日本サッカー界の歴史を振り返っても、高校3年生でCBのポジションを掴んだケースは数えるほどしかない。思い起こされるのは冨安健洋(アーセナル)。アビスパ福岡に席を置いていた高校3年生の夏から定位置を掴み、瞬く間にステップアップを果たしている。市原も偉大な日本代表のCBと同じように近い将来、海を渡る可能性は決して小さくない。
 
「自分の代なので中心としてやらないといけない。本当はパリ五輪世代にも食い込んで行きたかったけど、終わってしまったので次のロスやA代表を視野に入れていきたい。現実的には来年のU-20ワールドカップがある。ただ、まずはクラブでやることが大事。代表のことを考えるのではなく、まずはチームで結果を残したい」

 ロス五輪まであと4年。9月末には、来年のU-20ワールドカップの1次予選を兼ねたU-20アジアカップ予選がキルギスで幕を開ける。五輪までに残された時間は長いようで短い。ここから大宮の有望株が、どのような成長を遂げていくのか注目だ。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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