• トップ
  • ニュース一覧
  • パリ世代は誰がいる? 2026年北中米W杯の理想スタメン。最もチャンスがありそうなのは中盤。五輪不出場でも期待したいのは...

パリ世代は誰がいる? 2026年北中米W杯の理想スタメン。最もチャンスがありそうなのは中盤。五輪不出場でも期待したいのは...

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2024年08月13日

“攻撃的3バック”の3-4-2-1で考察

北中米W杯の理想スタメン。戦力充実のA代表にパリ世代はどれだけ食い込めるか。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 56年ぶりのメダル獲得は果たせなかった。大岩剛監督が率いたU-23日本代表は、パリ五輪のグループステージを3連勝で首位突破。だが、準々決勝でスペインに0-3で敗れ、8強敗退となった。

 世代別代表の戦いはU-23代表が最後。ここからは年齢制限のないA代表でワールドカップを目ざす形になる。大岩監督も「必ずワールドカップに行ってほしい」という言葉を残している。

 では、果たして2年後のワールドカップに大岩ジャパンからどれだけの選手が生き残るのか。今のA代表は東京五輪世代を中心に海外クラブで活躍するプレーヤーばかりで、日本サッカー史に名を残すほど戦力が厚い。

 最盛期を誇っている森保ジャパンの現状を考えると、パリ五輪世代が割って入るのは至難の業かもしれない。実際に中田英寿や小野伸二らのシドニー五輪世代が主力となった06年のドイツ大会では、04年のアテネ五輪組から2名(駒野友一、茂庭照幸)の選出に留まっている。
 
 パリ五輪世代も同じ運命を辿ったとしても不思議ではない。だが、ワールドカップで史上初の8強入り、さらにその上を目ざすのであれば、下の世代から突き上げていく必要がある。「選手層が厚いから食い込めない」などと、言っている場合ではないだろう。パリ五輪に出場できなかった人材も含め、所属クラブで実績を積みながらA代表で絡んでいきたい。

 2年後のメンバーがどのように変化するか予想は難しいが、パリ五輪世代で最もワールドカップに近いのは、いうまでもなく久保建英だ。21年の東京五輪に飛び級で参戦し、22年のカタール大会にも出場した日本の至宝は、よほどのことがない限り、主軸としてピッチに立っているはずだ。その他のポジションで考えていくと、最もチャンスがありそうなのは中盤だろう。

 本稿では、直近2試合でテストされて一定の成果を出した“攻撃的3バック”の3-4-2-1で考察。ミドルゾーンの構成は2ボランチ+2シャドーとなる。その場合、中盤の底を担うキャプテンの遠藤航はワールドカップ開幕時点で33歳を迎えており、現在の力をどこまで維持しているかは不透明。コンビを組む守田英正も31歳と考えれば、パリ五輪で主将を務めた藤田譲瑠チマの台頭に期待したい。

 豊富な運動量とボール奪取能力はもちろん、攻撃面でも鋭い縦パスと持ち運びで変化を付けられる。ベルギー1部のシント=トロイデンで経験を重ね、早い段階で次のステップに進めれば、自ずと代表定着が見えてくるはずだ。

【PHOTO】トップリーグに続々参戦!2024年夏に海外で新天地を求めたサムライたち
【関連記事】
「ソシエダほど信頼されていないように感じる」久保建英が日本代表での立場に本音
「中国代表は足が震える」「捕まえられない」伊東純也がついに日本代表復帰か。9月に対戦する中国は戦々恐々「両ウイング+久保と鎌田を相手にするのか」
A代表に推したい大岩ジャパン戦士は? ピンチで止めてくれる安心感、ピッチ外での高い貢献度。すぐにでも呼んでほしい有望な人材だ
パリ五輪組→北中米W杯に何人が食い込める? 森保Jは充実の戦力、黄金世代が最盛期だった06年ドイツ大会と同じ構図なら...2列目や最前線は激戦区に
「なぜ韓国ではなく、日本をアジアの光と呼ぶのか」中国メディアが“日韓の明確な違い”を指摘「韓国ではなく日本を見習うべきだ」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • ワールドサッカーダイジェスト 欧州クラブ名鑑の決定版!
    9月12日発売
    2024-2025
    EUROPE SOCCER TODAY
    ヨーロッパ・サッカー・トゥデイ
    シーズン開幕号
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト 注目クラブを総力特集
    10月10日発売
    名門復活のとき
    清水エスパルス2024
    悲願のJ1復帰のその先へ
    スペシャル企画で徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 新生バルサが登場
    10月3日発売
    ヤマル、ペドリら超逸材が躍動!
    バルセロナ徹底解剖
    ドイツ人指揮官が率いる
    超名門の魅力に迫る
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ