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【指揮官コラム】カターレ富山監督 三浦泰年の『情熱地帯』|100年後の行く末と岡崎選手の情熱

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年05月17日

自らの情熱で、自らの感情を大切に決断したからこそ、今の「岡崎慎司」が存在する。

サッカーは、プレーする人、見る人、そこに携わるすべての人々の情熱によって、何かが生み出されていくスポーツ。だからこそ、多くの人々が熱狂する。(C) SOCCER DIGEST

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 岡崎選手は清水エスパルスに入団したが、最初の2シーズンは簡単にプレーできなかった。レスターで優勝に貢献し、日本代表でも地位を築き上げた今の岡崎選手を見れば、誰もが疑うだろうが、選手として苦しんだと聞く。
 
 しかしもし彼が神戸を選んでいたら――。
 すぐにJリーグで出場できたかもしれないが、レスターの岡崎慎司ではなかったであろう。そして日本代表のセンターフォワードとして求められる存在であっただろうか?
 
 それは分からないが、彼の直感。甘えのない環境を選んだ彼の未知(道)への決断は正しかったと言える。自らの情熱で、自らの感情を大切に決断し、実行に移した人間だからこそ、今の「岡崎慎司」が存在するのであろう。
 
 そして、ここで「なぜ、サッカーが世界で最も熱狂できるスポーツなのか」という問いに対する答えが見えてくる。
 
 サッカーは見る人もやる人も、携わるすべての人々が、岡崎選手のように情熱的に感情を表現し、決断・実行に移せるスポーツだ。そして立場は違えども、誰もがチームの勝利に貢献、関わりが持てるからこそ、世界で一番熱狂できるスポーツなのであろう。
 
 100年後を考えての言動とは何か?
 まずは明日の目標、ちょっと先の目的に対して必死になって戦うことだ。当然、100年後の世界など誰が分かると言うのか……。
 
 そしてだからこそ、100年後のサッカー発展のために、今の自分に何ができるかをしっかり考えて明日を迎えなければいけない。
 
 結果よりも、サッカー(その道)で生きる覚悟があるかだ! それが未来につながっていくのであろう。
 
2016年5月16日
三浦泰年
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